2015年9月29日火曜日

優しいウクレレ時間

いまいちノって来ない今月。

楽しい仕事あり楽しくない仕事ありで忙しく、筆も四弦もノらず、あがいておりましたが、月末に向けてちょっとばかり上向きな週明けを迎えております。

また、今朝は電車が遅れていて、久々の記事を書く時間も増えております。素晴らしい!、のだろうか?

さてはて、色々とあがきつつも、新愛機のAncestor'sウクレレにピックアップを搭載すべく楽器センター東京に出しに行ったりしていました。

ピックアップの取り付けにあたり、白土さんに楽器のデキや状態をチェックしてもらいました。
まるで自分が作ったかのような緊張感に包まれながら、想像以上に入念に見ていただき、外見ヘラヘラしながら中身はドキドキしていましたが。

音もよくデキもコンディションもとても良いということで一安心。
無事ピックアップの取り付けをお願いしてきました。そのて色々と話もさせてもらっちゃいましたが。


・・・


その後の日々。

日頃の不徳のせいか、申し込んであったPoePoeさんのワークショップに急遽いけないという泣きを見たり、忙しくて練習も思ったようにできず、下り調子。


嗚呼、この限られた時間の中で、これから僕のウクレレライフはどこに向かっていけばいいんだ!


・・・とまで追い詰められてはいないものの、どこか悶々とする日々。

そんな不肖、僕が日曜日に初めて参加させていただいたのが、地元茨城のウクレレサークル、「優しいウクレレ時間」でございました。

(まだ半年も住んでいないのに地元と呼んでもいいのかしらん。)


kiboringさんのブログにてちらちらと拝見させて頂いていた、あの「優しいウクレレ時間」。

スイスの冬場、暖房器具の前でタブレット片手にその様子をなんとなく想像していた僕が、自らウクレレを携え、リアル優しいウクレレ時間に参加というミステリー。

ところがファミレスで何の違和感もなくkiboringさんと喋ったりしておるリアル感。

世界は狭し。

ウクレレ繋がりでドイツからこゆいお便りも来ます。

今コレを読んでいるあなたと僕が明日友だちじゃない、とは誰も言いきれないのですよ!!

・・・明日も仕事ですけどね!!



さて、いつも通り話が広がりすぎました。

肝心の当日。

Ancestor'sはまだ工事中だったので、松井ウクレレ君と共に出かけました。

会場の公民館の一室に入った小心者の僕は、とりあえず月並みに緊張。
ただでさえぱっと見おっかない感じなので、緊張をできるだけ笑顔に変換しておりましたが。。。

徐々に集まってくる参加者。

その中で繰り出される主宰者のねこレレさんの優しい気遣い、軽妙なトーク、そしてすりおろした天然ワサビのようなツッコミにほだされ、気がつけばいつものように調子にノっておりました。

おのおの少し練習。
ほどなく始まったアンサンブルの練習では、まっすぐに上達に向き合っている潔きご婦人にハッとさせられたり、つたないながらも一心に己のパートを弾く隣の若すぎる若者の姿勢に、感じ入るものがありました。

そのあとのフリーの演奏披露でも、レベル関係なく一つ一つの曲に勝負をかける姿や、個性的な表現方法にウクレレの楽しみ方を改めて教えてもらった気がします。

自分の演奏披露では、とりあえずほぼ止まることもなくいけたのが収穫でした。

途中緊張のあまり指が思うように動かなくなり、なんとかリカバリーしようと必死な自分が自分でとても可笑しくて、笑ってしまいましたが。

笑ってばかりではいけません。
人前で弾くとなれば、もっと安定したテンポときれいな音を鳴らすことに拘らねば。

そして、終わってみて、やっぱり今までの流れとは違う趣向を考えなければ、どこか行き詰まると感じました。

そう思って始めたPoePoeさんでのウクレレオーケストラは今のところ打開策になりきれていない気がしています。


さてはて、どうしていきましょうね。


とりあえず、今からジェイクです。

無駄なことを考えずに楽しんできます。


でも、あわよくば、今後に繋がるインパクトが貰えると最高です。

ジェイクさん、よろしくお願いシマブクロ!



2015年9月4日金曜日

蕎麦好きの図

トシを重ねてオジサンになっていくと、蕎麦を好きになっていく傾向がニッポン人にはある、のかもしれない。

自分の好みだけをサンプルに、世間一般の傾向を推し量ってはいけないと思いますが、そんな風に思うこの頃です。
 
蕎麦についてウダウダ語るオジサンに対して、それはそれでめんどくさい気持ちを持って生きてきたので、なるたけ微笑みをたたえるだけの寡黙な蕎麦好きと決め込みたいところですが如何に。

しかし焼酎をお湯で割るだけで幸せな気分になれるという、若い頃には考えられぬ嗜好が板に付いてきた僕は、長い海外生活を経ようとも、やはりオールドファッションなニッポンのオジサンとしての才能があるとしか思えません。

そんなことを危惧しながら書き進めますが、お盆に筑波山の麓にある「ゐ田」さんという蕎麦やさんに行ってきました。職場の先輩オススメのお店です。

蕎麦屋さんというのは、男の浪漫を体現しているからなのか、何故こんなところにあるの?という極めてわかりにくい場所にあったりしますね。ここもそうです。




その分ロケーションにもこだわっているんでしょう。垢抜けすぎない古民家といった場所のゐ田さんです。




座敷に上がると誠にもって風情がありますが、完璧なサービスにこだわっているわけではないので、ほどよくほっとかれる感じが個人的には悪くないです。
小さい子供と家族で行っても気兼ねない感じです。(値段は多少気兼ねがありますが。)

ただ、蕎麦が出てくるとなれば、放っておかないのが、この店の名物ご主人。

ここのオススメは間違いなく鴨ざるだと思います。天ざるも迫力満点でかなり捨てがたいものの、まずは鴨とご主人を楽しむべきです。




一般的なものより太い蕎麦は存分にその噛み応えと香りで楽しませてくれますが、その美味しさを味わうための全ての方法をご主人が「いや~な店主だろ?」なんて言いながら半ば強引に教えてくれます。



(思いっきり食べかけですが、写真撮る暇なんてなかったの図)


鴨ざるなのに、驚くほどいろいろな食べ方があるので、びっくり。焼き蕎麦だとか。
うるさいと思う人もいるのでしょうが、おいしいものをおいしい方法で食べて欲しいという店主の情熱が僕は好きです。

天ざるを食べようとしたヨメにも、注意すること風の如し。


「エビから食べなさいよ。野菜は時間がたってもさほど味は落ちないから。」


好きなものを最後までとっとく派の僕には今更ながら目から鱗。好きなものは最初に食べよう!イェス!

もし店主が来てくれなかったら、是非店主をオーダーして欲しいくらいです。


さてはて、さらに今週のお話。

夏休みで暇を持て余していた僕は、十年ぶりくらいに陶芸がやりたくなって、朝一でヨメ殿と友達を連れて茨城県は笠間へ。

予約なしの行き当たりばったりでしたが、9月の始めなんて誰もいないに違いない、とたかをくくっていたらやっぱりいない大正解。

そもそも一度やったきりなので、僕自身もへたっぴですが、残り2名はろくろに触ったこともないので、みんなして四苦八苦しながら土とろくろに格闘すること3時間。長い!

心地良い疲れと、空腹と、そして微妙な作品。
長いことやりすぎて意外とオカネかかっちゃいましたが、経験はプライスレスです。イェス!

自前焼酎のお湯割り器、出来上がりが楽しみのような。。。そうでもないような。


そして窯元から近いお店で、またしても蕎麦です。

「山桜」さん。
ゐ田さんを軽く上回る秘境にあります。

大きなテラス、内装は和モダン、そしてBGMはジャズ。




今回は天ざる。天ぷら揚がるテンション上がるこの光景。

夏休みなのに諸事情で泊まりがけの遠出ができないので、奮発です。





蕎麦はゐ田さんより細いオーソドックスな感じですが、噛みしめると負けないくらい芳醇な蕎麦の甘みと香りが楽しめました。


嗚呼、蕎麦万歳!!


良い気持ちになって、良い天気の中、笠間稲荷神社に御参りをして帰りました。





・・・


帰ってから、松井ウクレレの弦交換。




WorthのフロロカーボンからGHSの黒弦へ。

どうやら、僕の松井ウクレレにはフロロカーボンよりナイロンの方が良さそうです。

サスティンは減りますが雰囲気のある音。
Ancestor'sとうまく使い分けできるような気がしてきました。