2015年12月25日金曜日

ウクレレクリスマス

メリークリスマス!

今日は暖かいですね。ダウンジャケットを小脇に抱えて出勤し、また小脇に抱えて帰路についています。

全く着ていません。ヒジョーに邪魔です。


さてさて、こないだの日曜日。

茨城県は取手の島村楽器さんでのウクレレイベント『ウクレレクリスマス』でした。


とても楽しかったです。


では!!







  


という感じで終われない僕だということをよくご存じの方々とウクレレをご一緒させていただきました。

新たな出会いを含めてなんとも充実したイベントで、どこまで書いて良いのやら。

ま、いつものようにゴテゴテの主観を振りかざしてみることにいたします。


思い起こせば、夏の終り頃から優しいウクレレ時間に参加した僕は、人前で弾くということがわりと日常的になり、先々月の『ウクレレTo-ride』のイベントで初めてピンで弾くステージというものを経験しました。

そのインパクトはやはり大きく、人前で弾くにはどうすることがいいのか考えるようになりました。実戦への芽生えでございます。

約2ヶ月の間にいくつかの出来事や動きがあったわけなんですが、長くなるのでさっさと当日の朝に行ってしまいます。


イベントの前日が忘年会だった僕は、予定通りの寝坊をしました。
いつもならあわあわしながら、演奏する予定の3曲を練習するところですが、今回はあわあわしながらまずは指を物理的にストレッチ。

そしてスケール練習をして指を慣らします。
これはPoePoeでSweet HollywaiansさんやKiwayaでデイジーどぶゆきさんに教わった準備なのです。

その後3曲をとりあえず弾き、光速で準備をしていざ発進!


車を走らせるとカーステから流れてきたのは渡辺海智さんのアルバム。ちょっと憂いのある軽快でアップテンポなドライブミュージック。


いけません。


今日は大概スローな曲を弾くのです。緊張すると演奏が走りがちなので、今日はそこを何とかしたい。ゆっくり行こう。好きだけどこういう曲はまだ弾けないのだから。


「アピラックにCDをチェンジして!」


助手席のヨメにリクエスト。


「いやいや、アピラックなら弾けるとでも言うの?」

鋭敏な切り返しにぐぅの音も出ないのです。おめめがバッテンです。(ちょこっと敬称略)


さて、クルマすっ飛ばして取手へ到着。

一通り挨拶を済ませ、はたと気付きました。僕の格好にはクリスマステイストがゼロだと。


「みんな赤入ってるのに、洋服全部青系じゃん。」


すかさずヨメから二太刀目が飛んできます。

そうさ、いつだってあんたが正しいのさ。そしてそれを受け入れることが夫婦○満の極意なんだぜ、ね、kib○ringさん。

ま、ただ、結局ヨメ殿に近くの西友で買ってきてもらったわけで、何一つ僕の肩を持つものなどないのです。ええ、知っておりますとも。


そしてリハーサルの前を利用して、いつものメンバーでいつものサイゼリヤへ。

いつもと違っておもむろに白のグラスワインを注文する僕。

これは金曜にブルームーンカルテットのライブを見に行ったときに閃いたこと。
休憩中に挨拶に行ったら、みんなちょこちょこっと飲んでいたのです。

少しお酒を呑めば緊張感を高揚感に変えられるんじゃないか。
まるっきりアル中の論理ですが、何事も実験です。そもそも前日しこたま呑んだので、身体は全く求めてはいないのですが酒注入。

料理が運ばれて来ましたがリハーサルの時間になってしまいました。チキンステーキとライスを飲んで会場へ向かいました。

会場に入ると誰もおらず。
おやおや!?リハし放題ではないですかっ。

こないだ富永寛之さんのライン接続のワークショップに行ったばかりなので、一通り持ってきましたが、会場はスタジオみたいなところで飲食禁止で静かだし、マイクの拾った音も良かったのでマイクでいくことに。


「確かマイクで音を拾うときは、この位置に持っていくのがセオリーだと、富永さん言ってたな…」


ブツブツ言いながら、試し弾き。
っていうか、誰もいないのでそのままガチンコで練習。

と言っても3曲なのでせいぜい10分くらいなものですが、満足でございました。


※弾き終わって顔を上げたら目の前にジジーノさんがいてたまげましたが。


そして紆余曲折ございまして。

さくっとすぐにやってきました僕の出番です。

♪戦場のメリークリスマス
いい感じで行ったのに、最後にちょこっと致命的なミス。

♪imagine
まぁまぁよかったけれど、一番オシャレなフレーズの音が綺麗にでず。

♪オーバー・ザ・レインボー
これはまぁ、良かったんじゃないのかな!?


焦らず弾けたし、前回のような敗北感はなく、今できる演奏を大体できた感じです。

終わって数人の方に音が綺麗だったと言ってもらえたのが何よりも嬉しく。

デイジーどぶゆきさんのクラスを受講して、譜面を弾いていく中で弦の弾き方の細かな違いに気づき始めたのが良かったような気がします。
あとは素直にマイクを選択して、弾く姿勢をあらかじめ決めたこと。


ちなみにクリスマステイストうんぬんのことを申し上げますと、クリスマスモードを醸し出すべく装着したトナカイの角は、僕の坊主頭の上ではただの鹿の角でしかなく。。。

つまり何がいいたいのかと言うと、赤鼻のトナカイならぬただの『せんとくん』だったよ、というお話です。

席に戻ると隣にいた初対面のつくばママレレさんに、、、

「ぱっと見てすぐ似てると思ったんですよ~。」

と言われ、、、

「え?何にですか?ことと次第によっては訴えますけど大丈夫ですか!?」

などと、どう考えても行き過ぎなボケツッコミを言い放ち(もちろん冗談です)、僕の出番は終了しました。

ちなみに演奏中にほぼお酒の力は感じなかったのですが、あまり指は震えなかったので、今後おまじない的に使おうかなと思います。




はて、自分のことを怒涛のように書きましたが、他の演奏者の方も実に良くて楽しめました。

アンサンブルの方たちはそれぞれにカラーが色濃く出ていて成熟した感じ。とても羨ましく思って見てました。いつか僕もやってみたいところです。

歌モノの方はホントに良くって、やっぱり歌の説得力はスゴいな、と。僕も演奏に変化をつけるために、一曲用意したくなりました。

島村楽器のカネゴンのかなりいい話や、優しいウクレレ時間メンバーのマイペースだけれど確実に上達を感じる演奏や、なんとも素敵なフラと弾き語りの共演やら、前回に増して楽しかった1日でございました。

イベント後にはikuleleさんやつくばママレレさんたちとも楽しくコミュニケーションがとれましたし。

そして、毎度感謝のねこレレさん。
しきりはもちろん、演奏順の妙。感服しました。
ヨメの腹の中のベイビーにも良い胎教になったことでしょう。

いやはや関わった全てのみなさま、ありがとうごさいました!

それではすてきな夜を!



※すてきな夜を過ごしていたら、こんなの読んでちゃイケマセン。

2015年12月10日木曜日

フライング良いお年を

昨日、今年初めて「良いお年を」と言いました。

そんなわけで、誰よりも早く今年を振り返っちゃうことにしました。
まだまだイベントもありますが、まーいいやということでフライング気味。鬼が微笑するご挨拶でございます。

さて、年の瀬感のない師走のここまで。
2015は激動の一年。

日本に帰ってきてまだ一年も経っていないという事実に未だに驚きます。


そんな今年の二大成果。


一つ、沢山の友人を得たこと。

僕がテニスをめちゃくちゃ頑張って練習しているのをあまり知らないウクレレ友人。

僕が中毒者みたいにウクレレの練習をしているのをほとんど知らないテニス友人。

僕が暇さえあれば、フランスパンを焼いているのをまず知らない地元の友人。

そしてそのパンをヨメがやたら食わされているのを絶対に知らない全ての友人。

会社で出会った人、全て含めてみんな愛してます。例え君らが僕をちょっと嫌いでも、大体愛してます。

いい出会いが多い年でした、来年も一つよろしくどーぞ。



そしてもう一つ。

体力がつきました。

スイスにいた頃は、土日の両方が予定で埋まることが体力的にとっても辛く、どちらかは大体ゆっくりしておりましたが。

体力のついてきたここ2、3ヶ月はノンストップ。
仕事、ウクレレ、テニス、パン焼き、練習、試合、演奏、ワークショップ、飲み会、散歩、何も諦めないで済んでいます。

でどころのよくわからない活力に満ち溢れているのです。はー、めでたし愛でたし。

来年はコレに育児が加わってくる予定。

趣味人としては戦々恐々の感もありますが、一方で結構な歳まで遊び尽くしたので、何の憂いもないかもしれません。

どーせ来年も激動です。

身体の動く限り、活動し続けようと思います。
その中で関わっていただける方、来年もどうぞよろしくお願いします!


来年も弾いて打って焼いて育てます。

2015年11月30日月曜日

ウクレレ片手に ~勝手につくば大使と勝手に・・・

こないだ近所にある『つくばハム』の敷地内で行われたマルシェに出かけたら、我が『優しいウクレレ時間』主宰のウチのボス、いやボスねこ。ねこレレさん(以下、敬意と親しみを込めて『ボス』と記載)が、若者2人にウクレレを教えていました。

ちょっとインパクトとアクの強い若者たち。なぜかスーツの二人組。

今月から勝手につくば大使になった『勝手につくば大使』の方たちでした。


言うなれば、いわゆる時間とエネルギーを持て余した若者のようですが、やたらとキラッキラとした目をしているのが印象的。

つくば愛の深さを体現しようとしている彼らをそれなりに応援したくなってきました。(弾いてあげたらウクレレにもピンときたようだったし)
とりあえず長く活動を続けてもらいたいところです。


僕の方は、今月から密かにキワヤさんの門戸を叩き、月に2度ほどウクレレスクールに通い始めました。

自分の中で、ウクレレで一体何をやったらいいのか、今はわかりますが、長期的なビジョンが見つかったら良いなというやや甘めの考えです。

先生はデイジーどぶゆきさん。

デイジーさんは僕の愛器をつくったビルダーさんと繋がりがあり、ピックアップを取り付けてくれたリペアマンさんとも繋がりがあることは知っていましたが、話をしてみたらウチのボスとも繋がりがあるという事実が浮上。

イッツ・ア・スモールワールド!

只今教わっているデイジーさんアレンジの曲がとってもいいのでボス主催のクリスマスライヴで弾こうと思っております。

しかし何なんでしょうね。ウクレレに限りませんが、情熱を燃やすものだらけの日常に、人が絡まってきて日々楽しくさせて頂いております。
恵まれております。

そして今日はそんな『優しいウクレレ時間』のメインたる活動に参加してきました。


楽しい時間はあっという間で、3時間なんてすぐに終わっちゃいます。
ヤバい。kiboringさんとアンプで遊ぼうと思っていたのに、残り時間10分もない!みたいな。

そしてバタバタと最後まで粘った面々で、打ち合わせを兼ねて近くのカフェへ。

※僕が打ち合わせることなど一つもなかったのですが(笑)

そして一段落。サクッと帰ろうとしたそのとき、個別会計の終わったそのときに、まさかの出来事が起こったのです。

お店の若い女性が、ウチのボスに一言。


「実はお話ししたいことがあるのですが・・・。」


なななんだろうこの展開は!「実は前々から好きでした。付き合ってください!」・・・ではないですね、流石に。

それは来月行われるそのカフェのパーティーでの演奏依頼でした。

あまりの展開に本当にビックリしました。

僕らはウクレレの話しかしてはいませんでしたが、ウクレレを弾いていたわけでもなく、そもそも誰もウクレレを店内に持ってきていなかったわけで。

つまり、ここでのボスの種まきは既に行われていたのです。そこのところ流石の手腕。
その種が芽吹く瞬間を目撃してしまいました。

ありがたきオファーに喜びながら、ウクレレを使って地元取手を元気にしたいと話すボスは、その瞬間本人も気付いたまさにそう、『勝手に取手大使』。

そして帰るところが、そのまま店内に逆戻り、たまたま居合わせたお客さんとウクレレを楽しんじゃいました。小一時間も。

これはもうレレハッピーデーそのもの。

楽しゅうございました。やる気でますホントに。

2015年11月20日金曜日

たとえ明日世界が滅亡するとしても、今日僕はハムとシールドを切る

気がついたらブログのページビューが一万を越えていました。ゼロから再び書き出してから1年と2ヶ月くらいでしょうか。

一般的に見て全く大したペースではないものの、いずれにしてもありがたきことです。

なにしろ、まとまっていて、読みやすくて、さわやか、読後感の良いブログとは無縁の、、、重たくて、無遠慮、しつこい。差し詰め、トンカツの端っこの部分。脂身の揚げ物のような記事群だな、とまさにトンカツを食べながら思いましたから。

※こんなブログを読んでいたら心のメタボリック症候群になってしまうかもしれない!

ちなみにこのトンカツは先週末につくばハムさんで奮発して買ってきたつくば美豚のロースです。

ふむ。

いつも奮発したときに買う平田牧場の豚肉も美味しいですが、つくば美豚もなかなか美味しいです。特に脂身の風味が特徴的。

ちなみに、つくばハムさんで人気の出来合い品、煮込みハンバーグも味わいに個性があってなかなかレベルが高くておすすめです。

さて、そんなわけでコレからはハムブログに転向しようと思います。


『たとえ明日世界が滅亡するとしても、今日僕はハムを切る』


む。

よく考えたら、ハムの話はまだ一言も書いていないぞ。


さてさて、前回の記事の通り、図らずも急にプリアンプがやってきてしまったので、シールドがもう一本入り用になりました。

たまたま御茶ノ水に行く予定があったのでついでにGeorge L'sのシールドをもう一本買おうと物色。

しかしギター・ベースのほぼ全部の店を回ってみたものの見つからないという悲劇。ただの階段上り下りダイエット。日頃の行いの悪さが際立ちます。

そしてこのためだけに停めたパーキングメーターが嘲笑うように残り30分の点滅をしています。

そこで、なんとか意味のある300円の捻出にすべく、巷でウクレレの聖地と聞くアキオ楽器さんに行ってみることにしました。

なかなか独特な雰囲気のお店です。
広くはないのでとりあえず店主に挨拶して物色。

いきなり、あるでないの、まさかのGeorge L's。
でも、定価であるし、そもそもそんなに長いものはいらんのです。

結局は一回りしてまた挨拶をして外に出ました。ですが、一応300円分程度のひらめきは得ました。

プラグだけ買って今あるシールドをカットしてハンダづけすればいいんだ、と。

ところが家に帰ってよくよく手持ちのプラグを見てみると、ハンダづけすら必要ない構造だということが発覚。

いわゆるケーブル切り放題のプラグ付け放題。
セメダインのいらないガンプラのような感覚。

ただケーブルの径は一般的なものより細いので、純正のプラグとプラグの樹脂カバーをネット注文しました。





一件落着。楽しいっす。


え!ハム?




つくばハムさんの横に移転したマカナアロハさんです。

2015年11月13日金曜日

ウクレレの電気的増幅ワークショップ

休みの日に出かけるとき、道が混んでいたり、駐車場が混んでいたり、行った先の施設が混んでいたり、ということがよくあります。

朝早く起きてみたり、昼時を外してみたり、敢えて夕方に行ってみたりしますが、そんな努力は全く無用なところに行ってきました。


小幡城跡。
お城と言っても立派な石垣に天守閣があるわけではなく、小高い丘の上から町を望むわけでなく。


地形を活かしてつくられた土の平城。
建物はありませんが、少し整備すれば城として機能しそうな希有な状態。


深い空堀や櫓や本丸跡を含めて城の導線がほぼ残っています。


人っ子1人いない環境。周囲とは隔絶した空間、必要なものは想像力だけ。

誰もが知っている歴史とは違う無名の祖先の営みに想いを馳せます。

今とは大分異なる生活習慣、文明、社会の中、僕らと似たような顔の人々が、僕らと同じようにもがきながら一生懸命生きていたんでしょう。


さて、先日の記事でも書きました通り、昨今のウクレレとのお付き合いの仕方でもがいておる僕は、富永寛之さんのウクレレワークショップに行って参りました。

テーマは『ウクレレの電気的な増幅について』です。

最近ピックアップを搭載した愛器Ancestor's 4Mと、RolandのアンプAC-33、そしてGeorge L'sのシールドを引っさげて、まさかの電車移動で茨城から遙か遠くの祐天寺ポエポエさんまで。

自分の機材持ち込み可なのです。そりゃ持って行きますとも。


「遠いとこまでよく行くよね。感心するわ。」


これは身内の愛情溢れるコメント。
『感心』の部分に深い疑問を抱きつつ、不肖有休を消化しつつ、何も振り返らずに行くのです。

ワークショップの内容は、もちろん世の中の事情を知ったるイチ大人として言えません。

しかしながら、とても心に残ったことを一つだけ食べ物で例えてみます。


まず、音として真に幸せなのは生音だということ。
そのとき、その場の小さな範囲でしか味わえない贅沢。言うなれば釣りたての魚を船上でさばいて食べる至福、リアル感。

そして生音と電気的な増幅音のブレンド。
新鮮な魚の刺身を港近くのお店で食べる感覚。自然一体のリアル感は薄まるけれど、やっぱりうまいはず。

最後は、電気的な増幅音。
コレは言うなれば街の洋食店で食べる魚のフライ。新鮮な材料はあった方がよく、適正な調理で仕上げれば普通に美味しい。
ただ、同じ海のものを使っているけれど、刺身とは目指すベクトルが違うし、どう転んでもお刺身と同じ味にはならない。

とは言え、状況によっていつでも新鮮な刺身を食べれるとは限らず、フライで食べた方が結果的に美味しい場合もあるわけでございます。


うーむ、『言い得て妙』ならぬ『言い得てぬ微妙』のようだ。


いずれにしても、美味しいものはケースバイケース。
おのれの基本路線は維持しつつ、状況によって使い分ける柔軟さと、何を求めて何を諦めるのか、ヒントを頂きました。


そして、気づいたら懐にこんなものが!ぷりっぷりのプリアンプ。

良いと聞いていましたが、こやつの魔力にやられた宵でもありました。

言うなれば、魚のフライにつける最高のタルタルソース!!

さ、クリスマスライブイベントに向けて練習を頑張っちゃいましょう。


※しばらくは刺身も洋食もなしのカップ麺生活ですな。

2015年11月4日水曜日

三つ巴の秋(演奏 : Red Roses for a Blue lady)

先週の土曜日、朝からテニスをしに公園へ。

前週はさして紅葉の気配はなかったのに、銀杏の落ち葉で黄色い絨毯ができかけている。車の上には黄色い紙吹雪。


秋がやってきた。


秋と言えば「スポーツの秋」ということで。

そのままみっちり4時間のテニス。
健全な精神と、疲労困憊の身体を得る。



そしてまた「食欲の秋」。

その夜に6時間も飲み続け、翌朝、体重計のメモリを読む。
日曜の休養は見事に中止決定。



重い身体を引きずってテニスコートへ。球を追い、酒を絞り出す。

つまりは「スポーツの秋」アゲイン。



しかし「食欲の秋」は不死身のよう。

午後には最近ハマっているフランスパン焼きに精を出す。

一次発酵の間にウクレレ練習。



コレは恐れ多くも「芸術の秋!?」

こないだ取手の島村楽器で買ったキヨシセンセの譜面『ウクレレスウィートジャズ』。
ザラッと弾いてみてお気に入りは『Misty』と『Red Roses for a Blue Lady』。

両方ともこないだ誰かが弾いてたな、なんて思いながら、軽快に弾く。楽しいアレンジ。


※この映像は今さっき弾いたもの、夜も遅めだったのでテイク2で軽快に妥協。



二次発酵の間に、ハワイアンレストランのHanaumaさんで、今年最後の『Hanauma bay 』のライブに向かう。

まさに「芸術の秋と食欲の秋のコラボレーション」。

Hanaumaには最近しょっちゅう行っているので、ついにウェイターのおじさんに顔を覚えられたようだ。

ついでに今回もねこレレさんのお誘いに乗じてステージに上がった。
2度目なので僕は驚かなかったけれど、驚いたのはウェイターのおじさん。

楽しい。そして、腹いっぱい。
なんだかんだでハワイアンはアメリカン。



でも、「食欲の秋」は不滅。しつこい。


帰ってから焼き上げたフランスパン(まだまだ納得いくデキではない)、結局のところ胃袋にダイレクトシュート。
これは下っ腹には確実にイエローカード。

ゆえに月曜、仕事の後、またしてもテニスでいろいろ絞り出す。



疲れる、でも・・・

『休養?なにソレ食べれるの?』

まさかまた「食欲の秋!?」



2015年。

「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」。

三つ巴の仁義なき戦いは続く。

2015年10月28日水曜日

『やっちゃえ、オッサン』

いつだってYAZAWA氏は勇気をくれます。
※本文とはあんまり関係ありません。

さて、先日の取手のイベントの後。放課後。
ウクレレベースが引っ張りだこで、流行りそうな雰囲気でした。

合わせて演奏するなら、ウクレレだけでなく、沢山楽器を使った方がやる方も聴く方も面白いのは確かです。

僕も何かでしれっと合奏に参加したいと思っていて、ベース楽しそうだと思っていたんですが。

人員が足りるならどこでも入り込めるもっとニッチな楽器を狙った方がいいかもしれないと考えて、結論。


イェス!バリトンウクレレ!?

意外と楽しそう。
とりあえず、心の片隅にそっと置いておきます。


それはさておき、我が愛機Ancestor'sがピックアップ工事を終えて戻ってきました。




早速アンプにつないでみましたが、音のバランスをとるのは、ソリッドタイプのフェンダーウクレレと比べると割とデリケートな印象です。

このあたりは要勉強ですね。

そして、ボディのボトムにジャックを取り付けたお陰で重心が丁度ボディとネックの付け根にきたので、ヘッド落ちしにくく取り回しがし易くなりました。
元々12フレットジョイントでネックが短いということもあるんですが。

軽いソプラノの軽快な抱き心地とは違いますが、キュッとしまった剛性感のある抱え具合と僕のピッキングの強さに丁度良いテンション感。

入力に過敏過ぎず音量もあるのでダイナミクスがつけやすく、なによりジーーーンとする音。何ですかこのジーーーンは。

改めて悶絶。
音の出も以前よりこなれてきた気がします。


『楽器は問題ない、最高だ!あとは腕だ!!』


優しいウクレレ時間でピアレスウクレレを買った方に試奏させていただいた後にこう毒づいた僕。

文字にすると失礼千万ながら園児レベルの友愛のシルシでしたが、その言葉今一度回収し僕の心の中にそっとしまわせていただきたく存じます。

ちなみにそのあと軽く逆襲されているので、罪滅ぼしは完了しているものと思われます。では。

2015年10月21日水曜日

10月半ばの個人的ウクレレ事情

先週金曜の早朝のこと。

僕はソファの上で丸くなって目覚めた。

ふと気づくと背中から肩に掛けて、太めの紐が身体の周りをぐるっと一周している。

その紐を辿ると、胸とお腹のあたりにウクレレに繋がっており、僕はそのほのかに暖かみのある木工製品を抱えていた。

そう、ほぼ布団代わりに。
弾きながら、寝たらしい・・・。
でも。


「安心してください。ちゃんとはいてますよ!」


じゃなかった。

安心してください。ソリッドタイプのエレキウクレレですよ!

どんなに愛おしく抱きしめても、まず壊れることはないのだ。


既に肌寒いを通り越している北関東の朝方。

ウクレレとの接地面積をできるだけ増やすべく、『頭隠さず尻隠さず』の絶望的なチャレンジをしながら僕は目覚めたのだった。

武田久美子ほどのストイックさはないものの。



その前日の夜。

僕はブルームーンカルテットのライヴに行った。大体2ヶ月に一度のお楽しみだ。



相変わらず幸せだった。
音楽は素晴らしいと思って聴くより、奮えるようなものだ。スウィングするようなものだ。

幸せな気分は、美味しいブルームーンカルテットを食べている感じだ。ただし彼らは容易に食えない人たちだと思うが。

仕事のあと、ゆっくりお酒を飲んで、楽しい演奏を聴いてリラックス。

下戸の方には泣いて詫びたいところの極楽浄土で、しかし快楽をむさぼった罰として、終わりには楽しいながらも少し寂しい気持ちになる。

僕はウクレレを弾きながら、いや、ほとんどは仕事をしながら、次のライヴを待つのだ。

さて、今回もステージの合間に富永さんに捕まえてもらった。嬉しいことだ。

つかの間のお喋り。

富永さんが直近で行っていた金沢のウクレレ事情を聞いて、素朴な疑問、「あのログハウスは誰が出資・運営しているんですか?」とかやや無茶な質問をしてみたり。

ついでに自分の近況も勝手にご報告。
「実は今週末茨城の方で初めてステージの上で演奏するんです。」だとか、「ウクレレにピックアップ付けて、アンプとシールドを買ったんです。」だとか。

楽しい。

すると、富永さんはちょうどアンプに接続して演奏する人向けに、サウンドメイキングを教えるワークショップをポエポエさんで立ち上げたとのこと。
来月頭にやる、と。

What a difference a day made!

もはや何かの物語のように都合の良いタイミングでやってきた話。誰かが見てたとしか思えない。
ただでさえ、ウクレレには腰の軽い僕はその場で申し込んでみた。

金曜夜の祐天寺、行けるのか!
なんとかする!
ウクレレのピックアップ工事まだあがってきてないぞ!間に合うのか!
なんとかなる!

酒の力は万能である。

そして縁と感じるものは何物も逃したくない僕なのだった。



さて、そういうことで先日の日曜日のことです。

スイスより続く縁を辿ってやってきたのが、今週末茨城県は取手の島村楽器で行われたUkulele To-rideというライヴイベントでした。

ここで僕は初めてステージの上で、一発勝負の演奏を一曲だけ弾きました。

曲は僕がスイス時代からずっと毎日弾いているカントリーロード。くしくも富永さん編曲のソロです。アレンジは何も加えていません。

折角なので最後にドヤ顔で終わりたかったけれども、残念ながらそこまででもない演奏でございました。
すごい失敗ではないけれど、間違っても大成功ではない感じ。


正直、悔しい。
今でも超悔しい。


でも、だからやって良かったと思うのです。

僕はやっぱりどこまでも体育会系なウクレレ弾きなので、こういう経験が必要で、改めて練習にも身が入ります。なにが足りないのか考えます。

ラグビー日本代表の五郎丸のように、平常心を保つため本番前のルーティーンを取り入れたらどうだとか。

まるで脳筋。爽やかでない。

でも、ウクレレが大好きなのは皆様と同じなので、ご容赦いただければと思います。


今回、唯一良かったのは、演奏中に見た目楽しげに弾けたこと。

そして、帰りしなの島村楽器店内で他の演奏者の方が、僕の弾いた曲がおさめられている『JAZZアレンジでたのしむソロ・ウクレレ映画音楽集』を手に取り。


「スイスの人が・・・」

と、何やら話しているのがたまたま聞こえて、背後からニコニコしながら近づこうとしたけれども、おのれのあまりの気持ち悪さに慌てて控え室にとって返したこと。


ま、とりあえず、ゼロではなかったな、と。


いずれにしても、人前で弾く難しさと楽しさ、そして覚悟を得たイベントでございました。声をかけて頂いたねこレレさんに感謝。

そしてちょっと軽薄かもしれないけれども、今後も小さな実戦も交えつつ上手になっていきたいと思います。





お、ウクレレの工事完了の電話が!
フフフ。楽しいなぁ。

2015年10月8日木曜日

あんことイカ墨スパゲッティ

ジェイクという名の祭りが過ぎ、穏やかな日常を取り戻しております。

週明けから久々に風邪をこじらせて、穏やかにしていなければなりません。


当日の模様はもはや僕が書かなくても、世の中に出回っておりますね。

2015年を迎えた渋谷は、もはや僕と同じ時間が流れているとは思えないスピードでヒトが動いておるように見え、小走りのおねーさんに突っかかってイラッとされるオッサンの役が僕に回ってきました。

昔は毎日通っていたのに。

仕事直行でヨメと落ち合う前、開演ギリギリのタイミングで滑り込んだ牛丼屋。

なにを頼もうかともたもたしている僕を横目に、後発のお客さんが着席後0.3秒以内で、自分のオーダーとサイドオーダー、そして好みをワンフレーズに載せて唱えます。

「ホイミベギラマイオナズンをザオリクで。」

※ファミコン世代丸出しですみません。

何という早さと場慣れ。
呆気にとられながらも思うのです。
しかしながらこの魔法使いは幸せなのだろうかと。

僕の顔は徐々にトミーリージョーンズに変貌し。

「この星の住人は・・・」




小さなことを誇大に解釈するのがこのブログの楽しみの1つです。


さて、終演後。

ヨメ殿の感想。

○演奏はとても良かった。お客さんを長時間惹きつける魅力がある。
○でも、コンサート会場より小さな箱で観客みんなが演奏家と目が合う一体感の中で聴く方が好きかな。
○あと、由紀さおりは?(敬称略)

ざっくりもざっくりですがこんな感じ。


なるほど。以上。



さてさて、そんな祭りのあとの日常。

同い年のジェイクが演奏を通じて僕の中に残したものは一体何だったのか。

今はまだよくわからないので、とりあえず、お茶することにしました。


お気に入りの器に大好きなあんこの菓子をのせて。


あん、、、こですよ。

平和です。

また、夕飯はイカ墨スパゲッティ。


パスタはやっぱりバリラがおいしゅうございます。

ジョージエルス?ソレ食べられるんですか?




こうして何事もなく日々は過ぎていくのです。

2015年9月29日火曜日

優しいウクレレ時間

いまいちノって来ない今月。

楽しい仕事あり楽しくない仕事ありで忙しく、筆も四弦もノらず、あがいておりましたが、月末に向けてちょっとばかり上向きな週明けを迎えております。

また、今朝は電車が遅れていて、久々の記事を書く時間も増えております。素晴らしい!、のだろうか?

さてはて、色々とあがきつつも、新愛機のAncestor'sウクレレにピックアップを搭載すべく楽器センター東京に出しに行ったりしていました。

ピックアップの取り付けにあたり、白土さんに楽器のデキや状態をチェックしてもらいました。
まるで自分が作ったかのような緊張感に包まれながら、想像以上に入念に見ていただき、外見ヘラヘラしながら中身はドキドキしていましたが。

音もよくデキもコンディションもとても良いということで一安心。
無事ピックアップの取り付けをお願いしてきました。そのて色々と話もさせてもらっちゃいましたが。


・・・


その後の日々。

日頃の不徳のせいか、申し込んであったPoePoeさんのワークショップに急遽いけないという泣きを見たり、忙しくて練習も思ったようにできず、下り調子。


嗚呼、この限られた時間の中で、これから僕のウクレレライフはどこに向かっていけばいいんだ!


・・・とまで追い詰められてはいないものの、どこか悶々とする日々。

そんな不肖、僕が日曜日に初めて参加させていただいたのが、地元茨城のウクレレサークル、「優しいウクレレ時間」でございました。

(まだ半年も住んでいないのに地元と呼んでもいいのかしらん。)


kiboringさんのブログにてちらちらと拝見させて頂いていた、あの「優しいウクレレ時間」。

スイスの冬場、暖房器具の前でタブレット片手にその様子をなんとなく想像していた僕が、自らウクレレを携え、リアル優しいウクレレ時間に参加というミステリー。

ところがファミレスで何の違和感もなくkiboringさんと喋ったりしておるリアル感。

世界は狭し。

ウクレレ繋がりでドイツからこゆいお便りも来ます。

今コレを読んでいるあなたと僕が明日友だちじゃない、とは誰も言いきれないのですよ!!

・・・明日も仕事ですけどね!!



さて、いつも通り話が広がりすぎました。

肝心の当日。

Ancestor'sはまだ工事中だったので、松井ウクレレ君と共に出かけました。

会場の公民館の一室に入った小心者の僕は、とりあえず月並みに緊張。
ただでさえぱっと見おっかない感じなので、緊張をできるだけ笑顔に変換しておりましたが。。。

徐々に集まってくる参加者。

その中で繰り出される主宰者のねこレレさんの優しい気遣い、軽妙なトーク、そしてすりおろした天然ワサビのようなツッコミにほだされ、気がつけばいつものように調子にノっておりました。

おのおの少し練習。
ほどなく始まったアンサンブルの練習では、まっすぐに上達に向き合っている潔きご婦人にハッとさせられたり、つたないながらも一心に己のパートを弾く隣の若すぎる若者の姿勢に、感じ入るものがありました。

そのあとのフリーの演奏披露でも、レベル関係なく一つ一つの曲に勝負をかける姿や、個性的な表現方法にウクレレの楽しみ方を改めて教えてもらった気がします。

自分の演奏披露では、とりあえずほぼ止まることもなくいけたのが収穫でした。

途中緊張のあまり指が思うように動かなくなり、なんとかリカバリーしようと必死な自分が自分でとても可笑しくて、笑ってしまいましたが。

笑ってばかりではいけません。
人前で弾くとなれば、もっと安定したテンポときれいな音を鳴らすことに拘らねば。

そして、終わってみて、やっぱり今までの流れとは違う趣向を考えなければ、どこか行き詰まると感じました。

そう思って始めたPoePoeさんでのウクレレオーケストラは今のところ打開策になりきれていない気がしています。


さてはて、どうしていきましょうね。


とりあえず、今からジェイクです。

無駄なことを考えずに楽しんできます。


でも、あわよくば、今後に繋がるインパクトが貰えると最高です。

ジェイクさん、よろしくお願いシマブクロ!



2015年9月4日金曜日

蕎麦好きの図

トシを重ねてオジサンになっていくと、蕎麦を好きになっていく傾向がニッポン人にはある、のかもしれない。

自分の好みだけをサンプルに、世間一般の傾向を推し量ってはいけないと思いますが、そんな風に思うこの頃です。
 
蕎麦についてウダウダ語るオジサンに対して、それはそれでめんどくさい気持ちを持って生きてきたので、なるたけ微笑みをたたえるだけの寡黙な蕎麦好きと決め込みたいところですが如何に。

しかし焼酎をお湯で割るだけで幸せな気分になれるという、若い頃には考えられぬ嗜好が板に付いてきた僕は、長い海外生活を経ようとも、やはりオールドファッションなニッポンのオジサンとしての才能があるとしか思えません。

そんなことを危惧しながら書き進めますが、お盆に筑波山の麓にある「ゐ田」さんという蕎麦やさんに行ってきました。職場の先輩オススメのお店です。

蕎麦屋さんというのは、男の浪漫を体現しているからなのか、何故こんなところにあるの?という極めてわかりにくい場所にあったりしますね。ここもそうです。




その分ロケーションにもこだわっているんでしょう。垢抜けすぎない古民家といった場所のゐ田さんです。




座敷に上がると誠にもって風情がありますが、完璧なサービスにこだわっているわけではないので、ほどよくほっとかれる感じが個人的には悪くないです。
小さい子供と家族で行っても気兼ねない感じです。(値段は多少気兼ねがありますが。)

ただ、蕎麦が出てくるとなれば、放っておかないのが、この店の名物ご主人。

ここのオススメは間違いなく鴨ざるだと思います。天ざるも迫力満点でかなり捨てがたいものの、まずは鴨とご主人を楽しむべきです。




一般的なものより太い蕎麦は存分にその噛み応えと香りで楽しませてくれますが、その美味しさを味わうための全ての方法をご主人が「いや~な店主だろ?」なんて言いながら半ば強引に教えてくれます。



(思いっきり食べかけですが、写真撮る暇なんてなかったの図)


鴨ざるなのに、驚くほどいろいろな食べ方があるので、びっくり。焼き蕎麦だとか。
うるさいと思う人もいるのでしょうが、おいしいものをおいしい方法で食べて欲しいという店主の情熱が僕は好きです。

天ざるを食べようとしたヨメにも、注意すること風の如し。


「エビから食べなさいよ。野菜は時間がたってもさほど味は落ちないから。」


好きなものを最後までとっとく派の僕には今更ながら目から鱗。好きなものは最初に食べよう!イェス!

もし店主が来てくれなかったら、是非店主をオーダーして欲しいくらいです。


さてはて、さらに今週のお話。

夏休みで暇を持て余していた僕は、十年ぶりくらいに陶芸がやりたくなって、朝一でヨメ殿と友達を連れて茨城県は笠間へ。

予約なしの行き当たりばったりでしたが、9月の始めなんて誰もいないに違いない、とたかをくくっていたらやっぱりいない大正解。

そもそも一度やったきりなので、僕自身もへたっぴですが、残り2名はろくろに触ったこともないので、みんなして四苦八苦しながら土とろくろに格闘すること3時間。長い!

心地良い疲れと、空腹と、そして微妙な作品。
長いことやりすぎて意外とオカネかかっちゃいましたが、経験はプライスレスです。イェス!

自前焼酎のお湯割り器、出来上がりが楽しみのような。。。そうでもないような。


そして窯元から近いお店で、またしても蕎麦です。

「山桜」さん。
ゐ田さんを軽く上回る秘境にあります。

大きなテラス、内装は和モダン、そしてBGMはジャズ。




今回は天ざる。天ぷら揚がるテンション上がるこの光景。

夏休みなのに諸事情で泊まりがけの遠出ができないので、奮発です。





蕎麦はゐ田さんより細いオーソドックスな感じですが、噛みしめると負けないくらい芳醇な蕎麦の甘みと香りが楽しめました。


嗚呼、蕎麦万歳!!


良い気持ちになって、良い天気の中、笠間稲荷神社に御参りをして帰りました。





・・・


帰ってから、松井ウクレレの弦交換。




WorthのフロロカーボンからGHSの黒弦へ。

どうやら、僕の松井ウクレレにはフロロカーボンよりナイロンの方が良さそうです。

サスティンは減りますが雰囲気のある音。
Ancestor'sとうまく使い分けできるような気がしてきました。

2015年8月26日水曜日

ローカルなウクレレ活動

長いこと日本を留守にし、帰ってみれば元々縁もゆかりもない土地に住み着いた僕にとって、最近もっとも重要なテーマの一つがローカライズしていくことです。

つまり、移り住んだ土地の文化に慣れ、地域に根ざす、ということでしょうか。

長いこと住むことも視野に入れているので尚更大切なのです。

イギリスとスイスで四苦八苦しながらローカライズして、結果楽しかった思い出があるので、それはそれでワクワクしていますが、日本で人と人との関係を築くのは、意外と難しいとも感じています。

とは言え、そこにこそ楽しみや喜びがあることを知った海外生活でもあったので、趣味を駆使しつつ、良い出会いを求めて邁進しているところです。

ちょっと真面目なことを書いてしまった、反省。
しかし「ほぼ惜しみなく愛を与ふ」人生観でやっていきたく存じます。


さてさて、ウクレレは僕の純然たる趣味ではありますが、人と出会う優良なツールであることにも感謝したいと思っています。

先月も書きましたが、今月も自宅から車ですぐのハワイアンレストランにて、美味しいTボーンステーキを食べに・・・ではなくって、kiboringさん達のライヴを見に行ってきました。

会場はザ・夏休みな感じのリラックスした盛況さで、実は満席ゆえ一時間待ちということで入店を断念。

道を渡って反対側のレストランでステーキを食べそうになりましたが、そのとき奇跡的にあいていた二人席があったようで、店員さんが駐車場までダッシュで追いかけてきてくれました。

僕らの後にまだ二人組が待っていたようですが、哀しい顔で去っていった僕らに対する店員さんの嬉しい配慮でめでたく着席。

こんなことをしてもらっては、本当は全然食べたくない(嘘)Tボーンステーキを食べてお店の売上の足しにしてもらわないと申し訳がたちません。


ヨメ「人との出会いと言うより、肉との出会いの話になってきておりますが?」

僕「『肉』という漢字には『人』が二人も入っているんだから問題ない。むしろ、肉>人。」


などという会話は全くありませんでしたが、お気に入りのサウンドと肉に癒されようとする卑しい僕。

演奏者の方たちも、前回よりものっているように見えるリラックスムード。癒し系パーカッションも増えて楽しく過ごしました。

演奏が終わったところで、前回できなかった挨拶をしにいきました。
メンバーの方たちとも一通り挨拶させていただき、やっと1人の社会人としてちゃんとできたな、と思っているとなぜかそのまま一緒にステージで弾こうということに。

ウクレレも心の準備もありませんでしたが、あれとあれよという間に、明るい明るいステージの上で借り物のウクレレでコードを弾いておりました。


メンバーの方のフォローや、視界に入るお客さんの視線が優しく、なんだかそこまで緊張せずにフワフワとした僕の初めてのステージ体験は終わりました。

本当に簡単なコードを弾いていただけなのですが、誠に楽しゅうございました。
関係者の皆様、ありがとうございました。


そして、そんな素敵な日曜日、の、その翌週の日曜日も、近所のショッピングモールにウクレレを聴きに出掛けました。

ウクレレプレーヤーの渡辺海智氏と、パーカッショニストの佐藤"仙人"文弘氏の無料ライヴがあったのです。

これも前週に挨拶に行かねば知り得ぬ情報でした。感謝!

実は彼らの動画を見たことはあったのですが、やはり生は断然違います。

特に仙人氏のカホンは、ただの木の箱からこれほど多くの音とリズムが生み出せるのかと呆気にとられるほど。



海智氏のオリジナル曲は、ウクレレなのにイイ意味でどこか憂いがあって、どうやら僕はかなり好きみたいです。
カホンともよく練られていた演奏は、まっこと気持ち良きサウンドでした。

ここ一ヶ月ほど沢山ライヴを見ているので、海智氏の演奏も割と同系統の演奏なのかなと思っていましたが、意外とそうとも思わず最新アルバムも購入しました。

パーカッションも入っているか確認しちゃいましたが、仙人さんもしっかりサポートしているようです(笑)

いやはや、結構好きになっちゃったので、これからもウクレレを使って良い「音楽」をつくっていって欲しいところです。



・・・という感じの半径5キロ以内の地元なウクレレ活動、満喫しております。

しかしながら、僕の暑い暑いウクレレの夏はひとまずコレにて終わりのようです。

来週はPOEPOEさんでのワークショップにオケ練初参加、そして僕のウクレレライフは年中無休ではありますが、どうやら世の中が暑くなくなってきましたから。


2015年8月24日月曜日

BMQライヴ(演奏 : SWEET MEMORIES)

もう大分前になってしまいましたが、帰国して初のブルームーンカルテットのライヴに行ってきました。

最近はあまり都内でのライヴがないので、念願の一夜でございました。



会場の浅草は頑張れば職場から歩けるので、スカイツリーを横目にてくてくてく歩いていきました。
ビール用のカロリー消費が大事です。

残念ながら富永さんの愛器が直前に壊れてしまったようで、夏の涼しげなウクレレバージョンBMQではなかったものの、ギター編成を聴くのは初めてだったので、それはそれでさほどがっかりもせず楽しんできました。


ライヴの様子はうまく言葉で表現できないのですが、いや、むしろ小賢しい僕の言葉で説明したくないだけなのかもしれませんが、とにかく最高に楽しかったです。

楽器を使って演奏しているだけなのに、なんだかセリフがあるように聞こえます。
ストーリーがあるわけでもないのに、物語の次の展開にドキドキします。
奇をてらった演出があるわけでないのに漫才のようで、オチがあって、でも、やっぱり紛れもなく音楽なのです。


うーん。伝わらない(笑)


基本は楽器演奏のみのBMQですが、実はたまにトランペットの黄さんのヴォーカルという裏メニューがあります。

我が家では以前より、黄さんの歌う『全て失ってもいい』という曲が、身も蓋もなく言うとヘタなのに、なぜか心に刺さってしょうがないという共通認識があり、実は今回のライヴで聴きたい曲の一つでした。

タイトルコールがあったときにはその夜一番のでかい声が出てしまいました。

ポニョの大橋のぞみちゃん的な掴まれ方をするその歌声は、素晴らしいトランペットの技術と稀有なキャラクターがあるから成立するようなこともあって、ときには客席から「歌わないで~」と言われることもあるらしいです。

ただ歌は上手ければいいというのと違うということに、改めてふっと気付いちゃうんです。

おそらくは黄さんにしろ富永さんにしろ、このことを確信犯的に発信しているんじゃないかと思います。

そんな黄さんのヴォーカルアルバムが、まさかのヴォーカルアルバムが、最近リリースされたらしいです。。。すごい、まじか!


さてはて、前回の、というかまだライヴに来たのは二回目なのですが、一年と8ヶ月前にライヴに来たときに、当時出たばかりのウクレレマガジンを持って富永さんにサインを書いてもらいました。

そのとき、まだまだウクレレ初心者に毛も生えていなかった僕は、掲載されていた楽譜の何から練習したらよいかを含め、激励してもらったのを良い思い出としてスイスに持ち帰りました。

今回、大分日もあいたのですが、ライヴの中休みにライヴアルバム買いがてら一応挨拶させてもらったら、どうやら覚えてくれていたようで、なんだかとてもうれしく。

あれから頑張って練習したので、やっとこさ『Sweet Memories』も弾けるようになりました。と報告。


ホントかよ!?ということで、久々に動画をアップしてみました。


久々に気づく、まだこの程度だった感。
一層の精進が必要でした。

そしてライヴは、後半戦。
店の特徴柄、フラッと入ってくる外国人観光客らしき若者がかなり多く、凄い演奏に盛り上がり、音楽は軽く国境を越え、たまに黄さんのヴォーカルにはてなマークが、でも、ひたすらに楽しき宵でございました。

2015年8月8日土曜日

矢追善隆・青木岳・名渡山遼・Tomoki Satoライヴ(敬称略)

ウクレレピクニックをあとにして向かった先は、四谷三丁目のメビウスというライヴバー。

ここでヤンコミュージックエンターテイメントの矢追善隆氏(ソプラノサックス/スティールパン/ウクレレ)と青木岳氏(キーボード)。
ソロでの活動も多いウクレレインフィニティの名渡山遼氏(ウクレレ)、Tomoki Sato氏(ヴォーカル/ウクレレ)とのライヴがありました。

あくまで対バンではなく、基本的に全員で作り上げるステージです。

ちょっと前から、Tomoki Sato氏の歌とウクレレが、僕の中でちょっとしたブームになっておりまして、タイミング良く最新のウクレレマガジンにスコア付きのソロと歌の音源があったのでドライブミュージックとして採用。

掲載してあったソロもちゃっかり練習しているのです。あのグルーヴ感に指が後手後手でついて行きませんが、弾いていてなにしろ愉しいんですね。

そんなとっかかりから、名渡山氏も見れたら尚良し、最高。初、生、名渡山くんであるし、ウクレレインフィニティが揃えばおそらくは僕の好きな『Happy Hour』という曲が聴けるに違いないという打算。

そして矢追氏も気がつけばTwitterでフォローしあっている方ですし、どちらかというと僕はライヴに行くなら、ウクレレオンリーよりも他楽器含めた演奏者の掛け合いに興奮するタイプです。

これはもう行ったらええやん!ということで、急遽予約。
横浜さ出たついでの帰りしなに四谷三丁目にドロップインしたのでした。

ちなみに先週末もこのライブバーから半径200m以内で呑んでいたという、僕の夏の思ひ出、四谷三丁目。

デジャヴのように先週と同じ道を歩き、迷うことなく会場につきました。


席についてビール片手に見回してみるとほとんど全員の方々が出演者とお知り合いのよう。
広くない会場、各々で活動する4人が揃えばそうなるのも当然かもしれません。

満席ですが我々以外に一見さん!?は見あたらず、やんわりとしたアウェイ感が漂います。
よく席取れたなという趣きです。

ただ、早めに着いたので、そこそこ良い感じに狭間の席を確保できました。

うろうろしていたのは、ライヴ前の細かな準備をこなす矢追さん。お行儀良く面白いことをいいそうな、雰囲気に清潔感のある御仁です。

舞台の隅に居座り職人気質なオーラを発している御仁、音響の人かと思ったらまさかの青木さん。

そして若い二人。そうか、これが若さってやつだった、忘れてたよと、汚れ多き自分を反省するばかりにフレッシュ感。
非常にナチュラルな形で勢いや上昇志向を感じます。


そしてライヴ開始です。

ファレル・ウィリアムスの『Happy』から始まりましたが、ツインウクレレにソプラノサックスとキーボード、そしてヴォーカル。
良い意味でウクレレライヴ然としておらず、サウンドの勢いと厚みがあって観客をぐいぐい引き込んでいきました。


ヤッパリナイスヴォーカルなTomoki氏。なのに演奏も全く抜かりなし。
ジャック・ジョンソンが大好きだというライヴバーの店員さんもこのライヴを気に入ったご様子。って関係者でもないのにそう告げられた僕。

矢追さんのソプラノサックスはクリアな音を響かせます。
ウクレレ音につかず離れず要所で出てきて演奏に転機を与えます。
一カ所高音の処理がカッコ良すぎて悶絶。
また、場を上手に作っていたのが印象的でした。

名渡山さんが、コーラスに入ったのにビックリしましたが、やっぱりホントに多くのリズムを持っているなという超絶右手です。左手もだけれど。
言うに及ばずキレッキレ。細かい変化の宝庫です。

足りない音は青木さんのキーボードが補完してうまくまとまっていました。結構いろんな音を使っていたように思います。
また、途中の青木師匠とのデュオコーナーも演奏者共々かなり盛り上がりました。

ウクレレ関連ではお目当てのHappy Hourも聞けましたし、やや道連れ感のあったヨメ殿もBody Surfingなども知っていたので喜んでおりました。
もちろん他の曲もですよ。


そんなわけで、終演。
なんという、充実感。
老体ゆえ、疲労困憊。
さらっとした、撤収。

長い長い1日も終わりです。


名渡山氏のニューアルバムを購入してサインを入れてもらい、お次はTomoki氏に頼もうとしたら「今日実はCDを持ってなくって」という個人的には衝撃的なオチがありましたが、仕方なし。

それでも誠に良いライヴでした。


さてはて、8月1日の一日で、ジェットコースターのように実に多くの演奏をこの目で見ることができました。
長い間遠くから間接的に見ていたものにリアリティが乗って、いやはや満足です!
実感はありませんが、きっと僕の中で何かが少し変わったに違いありません。

(了)



PS
そして次の日は丸一日本格的に丸ごとバタンキュウ。この歳になると、遊びもほとんど命懸けということでしょうか。ヒィー。

2015年8月6日木曜日

ウクレレピクニック2015 後編

さて、続きを。


灼熱の砂浜ステージでかじりついて演奏を見ていたのですが、ビールを買ってきてもらったところ、一秒ともたずに完飲。

瞬殺です。喉が鳴る暇などなし。

また、あまりに暑くてアルコールよりも水分を求める不甲斐なきカラダです。

とりあえず耐えられなくなり、赤レンガ倉庫に逃げ込んでベンチに座って束の間の冷却を試みます。
ボケッとする事、数10分。癒し系の戦場へと再び返り咲きました。


次の予定まで少し時間があったので、改めてゆっくりと周回します。

まず、オフィシャルTシャツを物色。
買おうと思っていましたが、デザイン的にちょっと不満で購入に至らず。
低予算なのはわかりますが、もう少し頑張って欲しい感じです。

黒澤楽器さんのブースでウクレレ時間なる冊子をゲット。でも、肝腎のウクレレ本体に関しては、どこのブースに行ってもあまり食指が動きません。

一方で、こう暑くては屋外でのハンバーガーやソーセージにも食指は動かず、求めるものは水、氷、水、氷。

実はちょっと気になるブースもあったのですが、危険な香りがしたので覗くのを自制して、スムージーを手にヤシの木ステージでの演奏を聞きに出掛けました。

ちょうど東日本震災の復興の活動をいつもネットから見ていたレレサポの方のステージ。
たぶんメインでやっているのはこの方なのだろうな、と思いつつ、中部地方のウクレレ活動の本拠地だというほくぶ亭の方もおり、なるほど、日本のウクレレ文化の一翼を担う方たちですね、っと。

そして多くの面々、失礼ながら演奏前から完全にお馬鹿なことをやっているわけですが、それをやるならひたすらやりきることが何より重要なことを知っているクレバーな部分も感じます。

そしてデイジーさんが登場。
そんなに沢山観客がいたわけではないのですが、場のボルテージが二倍に吹き上がります。

やっぱりやりきるという面では他の追随を許さんな~と、決して上から目線なわけではなく、ステージの方と共に一緒に楽しみました。

しばらくステージを見ましたが、ほどなく神田商会さんでデイジーさんのデモがある時間。

かき氷を充填しながらひらりと駆けつけ、ひっそりと最前列で見させていただきました。デイジーさんが演奏したのは4弦だけれどウクレレではないマーリンという楽器。

音はエキゾチックで、やや中東を感じる砂漠の夕日のような音。
以前このブログでご紹介したダルシマーの音に似ていると思っていたら、やっぱりそうで、ダルシマーの一種をモチーフにした楽器のようです。

デイジーさんのオリジナル曲オモエサンライズや、スタンダードなアメージンググレイスなど、ウクレレとは別の郷愁を含んだしみる音色。

パワフルで底抜けに明るい歌がある故に、そのあがりきったテンションの隙間にジュワッと忍び込んでくる切なる人の想いを載せた歌。

結局最後は照れ隠しなのかふざけて終わるんですが、生デイジーさんの歌もしみわたってきました。

演奏後、エッグマラカスを買って、ここで一通りのミッションを完了。
満足です。

夜までは体力的にムリなのはわかっていたので、夜は涼しいところで座って呑みながらウクレレを聴こうと画策しておりました。
ウクレレピクニックの日程にライヴをぶつけて来ているプレイヤーが意外といるのです。

つまり初めてのウクピクは、コレにて終了。

ほんの少しだけ陽が和らいだ赤レンガ倉庫をあとにする我々、、、のはずでしたが、なんだか1人戻っていくおっさん1名。

先ほどの気になるお店。実はずっと欲しかったネックレスのお店があったのです。



クジラの骨製のネックレス。
特価品ウクレレを狙った諭吉さんが最後の最後でコレに化けました。

ま、ま、ま、満足。


「だろうな!!」←天の声

ウクピクのホントの醍醐味は夜だろうなと思いつつ、さしあたり初陣はややマイルドに楽しんで参りました。


暑さを避け、建物内で軽く腹ごしらえをして、みなとみらい駅へと消えていく我々。

次なる目的地は四谷三丁目なのでした。


ウクレレな1日はまだ続く。

2015年8月4日火曜日

ウクレレピクニック2015 前編

ウクレレピクニックにてもっとも大切なもの。。。

それは赤レンガ倉庫内の冷房です!!

「暑かった。」

こんなに暑い日にただのピクニックには絶対行きません。

『ウクレレ』がつけばこその所業。

スイス在住時代には人様のレポートを指を加えて読むことしかできなかったあのウクレレピクニック。


「思えば遠くへきたもんだ。」


そんな感慨があったようなないような。
でも、とりあえず自宅からは結構遠いヨコハマへ行って参りました。

ちなみにオンラインで見ていたヒト、モノを自分の目と耳で確かめる、これが今回の最大のテーマです。


さて、渋るヨメ殿をなんとか口説き落として、僕らは一日目の真っ昼間から出陣いたしました。

先日もきゃーきゃー喚きましたが、意中のCorey Fujimoto氏のステージが、スケジュール公開当初の2日目夜から、1日目昼に変更されておりました。

それを見越して12時半の灼熱地獄絶好調の戦場へ着陣。


なんと暑い。我、干物にならんばかり。

まずはぐるりとウクレレピクニックのスケールを確かめるように一周。
意外とコンパクト。でも暑いのでこれぐらいが丁度良い感じです。


13時から神田商会さんでJazzoomcafeさんによるデモンストレーションの事前情報を掴んでいたので、それまで物色の旅に出ます。

フトコロにはヨメに無許可の数万円。
こんなに暑いところにウクレレを置いていたら、楽器に良くありません。


「僕が安全なところに連れてってあげるよ。ほら、丁度ウクレレを持ってきていないし。」


恐るべき確信犯な僕は、まずはキワヤさんのブースへ、ここはいつもお値打ちなものを結構放出していると聞いております。

早速、見つけたのはお客さんにK-Waveのウクレレを薦める原社長。自ら最前線で戦っておられます。


「横で何かやってるよ。」


ヨメの声にひかれてみた隣のテントでは、まさにキワヤのなべちゃんことDA1君のデモ演奏が始まるところでした。

曲目は確かジュリアス!?きっと彼のニューアルバムに入っている曲でしょう。

キレッキレの演奏は生では初めて見たジェイクの流れをくむ奏法。これはライヴではホントにガツンときますね。

キワヤチャンネルでよく見てますが、彼は以前親父の付き添いでウクレレを買いに行ったときに既に見ているので、ここでの収穫は社長だけ。

ウクレレもさほどビビビと来ずに通過です。

以前イギリスのマンチェスターで買おうとしてヨメに却下された超小型のウクレレiukeをチラリと試奏しつつ、次に見つけたのは、ウクレレ界ではもっとも著名なキャラクターとなったU900の方。もちろんこの段階では着ぐるみは着てません。

ア・ヌエヌエなどの輸入販売をしている日本娯楽さんのブースでベースとドラムと一緒にベンチャーズやビートルズなど楽しそうに演奏されてました。
なんとも小気味よい演奏。
なんだか全く暑くないかのよう。

セイレンブースでは高橋社長を目撃。
そしてバンジョーレレを試奏。
ポッコポコな独特の音。これなら暑さにも耐えられそう!?
面白いけれども買うには至らず。

続くタカミネのブースに佇んでいたのは、さぁささん。
こちらはとっても暑そう面持ち。
タカミネのウクレレは結構無骨なデザイン。ギター繋がりなのでしょうが、なかなかに意外性のあるキャスティング。

とかなんとか、ブラブラしつつそろそろ神田商会のブースへ。

ルーパーのようにコードを弾いたら、自動的にドラムとベースの演奏が生成されるというTRIOというシステムの紹介でした。

それ以外にも沢山機能があり、いやはや、1人でここまでやっちゃいますかという感じではあります。
ただ裏を返せば、ソロ弾きもいいですが音楽を楽しむならば、やはり複数の楽器がどうしたって必要なのだとそんな想いを感じます。

そしてはじめての生Jazzoomcafeさん。

柔らかな物腰からなんという高速な指さばき。これはもう高速ストラム系の演奏とはまた違う、唯一無二な演奏です。
凄すぎて頬が緩みました。

演奏を楽しんだ後には楽器センターの白土さんと久々にご挨拶。

しばらく談笑しつつ、さりげなくピックアップの取り付けを打診しつつ、次のデイジーさんのデモンストレーションの情報を頂いて一旦退散。


そそくさと砂浜ステージへ。

既にCorey Fujimoto氏とJeremy Hirokawa氏のステージが始まっておりました。いかんいかん。

ヒロカワさん。なかなか良い声。
その隣りで気のいいギャングのようにウクレレを弾き倒すフジモトさん。

大きな身体に対して小さなウクレレを技量も含めて完全制圧しているような印象です。
僕なんてどこかウクレレに弾かされているんだろうなと思ってしまいます。
ホントにフェスらしい楽しげな演奏でした。

そして演奏後、CDを買ってサインをもらい、ガッチリ握手して、ツーショット写真をしっかり撮ってもらう僕です。

ヨメ曰く心なしかビジュアルが似ている2人だそうです。



しかし、ヤバい、何コレ、大満足。

韓流スターや氷川きよし氏をおっかけて一緒に写真を撮るおばちゃんのマインドをどっぷりと初体験しました。

では、後編へ続きます。

2015年7月27日月曜日

ピーチボーイワークショップアゲイン。

暑いです。
前から日本の夏はこんなに暑かったかな?と。
暑い暑いと騒ぎ立てても、0.001℃さえ下がらぬのに尚、暑い暑いと言い立てるのは、、、そりゃ暑いからです。

あと2ヶ月くらいはひねりのないこんな書き出しになろうかと思われます。週末は甲子園の地区予選決勝が熱かった!!!暑い僕も直球勝負です!?

そんな熱い想いと涙が入り混じる美しい球児たちの汗とは若干違う・・・昨日呑んだ麦酒が主成分の汗を吹き出しながら、昼過ぎの猛暑の下、ウクレレを担いで僕は駅へ向かいます。
昨日のことです。

月1の恒例行事と化しているPOEPOEでのワークショップの日だったのです。

ちょっと早めに駅に着いた僕は、つくば駅改札前で、可愛いけれども凛とした感じのおねーさんの方へ吸い寄せられていきます。

目的は禁断の果実、背徳のジュース。
素敵なおねーさんにドンドン近づくオッサン。
ややや、おねーさんの危機!!

・・・などと、暑さでアタマがついにトンチンカンになったわけではありません、が。

改札前にあるスターバックスコーヒーで店員さんに『ピーチフラペチーノ』を注文した、と素直にいえないのは暑さのせいにしておきます。



過去にカレーは飲み物と提言した御仁がいらっしゃったわけですが、そのカレーに匹敵するほど高額な飲み物。

巷で有り得ないほど高いと噂の600円オーバーのこの飲み物には、芳醇な果実と家計に対する背徳が含まれているのです。

こんないつもいつも通るような場所でひょろっと買えては困るのです。本当に困っています(笑)

さて、今日のワークショップは過去三回に比べてなかなかに骨が折れる感じでございました。

ぱっと言われてすぐにできぬのは常ですが、それにしても指が動きません。継続して頑張らねばなりませんね、これは。

大切だけれども生徒さんにはあまり評判のよろしゅうない練習とのことですが、ドエムな僕は頑張りますよ。


そして、その後のオーケストラの練習も見学してきました。

聴いてみた感じでは、まだそれほど成熟している感じではなく、でも、これなら僕も一緒にやっていけるような気がしたので、参加することにしました。

新しい経験を求めて。

来月いきなり参加してもまともに弾けないので、見学ついでにパートを決めてもらって楽譜も3曲分頂いて来ました。

帰宅してから一通り弾いてみたのですが、バッキングの多いパートだけに全体の演奏を知らないとやりにくいっ!
特に知らない曲。

しまった。演奏を録音してくるんだったと今更ながら、若干後悔しております。

ときどき自信を持ってリズムが間違っている僕だけに、、、メトロノーム片手にたまにヨメにチェック入れてもらってやるしかありません。

しばらくワークショップの指練とこれで手一杯になりそうな感じです。

2015年7月20日月曜日

音楽漬けの夏、日本の夏

行こうかな、と、予定表に入れてあるものの、ほぼノーチェックだったウクレレピクニック。

そろそろだと久しぶりにチェックしてみたら、出演者欄にCorey Fujimoto氏の名前を発見。
電車の中で、控えめに大興奮しております。

前にも書きましたが、ウクレレを始めるにあたって、一番最初に見た動画が彼のモノで、卵からかえった雛というわけではないのですが、彼の演奏スタイルが今でもとっても好きなのです。

ちなみにウクピクの次の週末に、小山アロハフェスにも出演予定のようです。
こちらも天気が良かったらクルマでチョチョイと行こうかと思っております。
デイジーどぶゆきさんも見てみたいので。

一方で、ちょっと前に9月のジェイク氏のコンサートチケットをゲットいたしました。王道?ともかく一度も見ないでくどくど言ってはなりませぬ、ということで。

本当はオータサンも見たかったけれど、時すでに遅し。

そして調子に乗って今日は、大好きなブルームーンカルテットの浅草Hubのライヴの席予約をしました。
ガチンコで8月序盤の平日ですが行って参ります。

ちなみに昨日はひょんなことからお台場くんだりへ行って参りました。
ヴィーナスフォートなる使い古し気味の異次元空間。

実はそこのパリ祭というイベントに身内が出店していたので、その冷やかしです。 
東京近辺の用事をすませた後、暇だった、というだけの話ですが。

特に買うモノもなく駐車場代を打ち消す浪費に困っておりましたが、パリ祭にちなんでジプシージャズのギタリスト河野文彦さんのステージがあるのを発見。


嗚呼、今日、なし崩し的とは言え、ここへ来て正解。


駐車場代払っても良し。
なに?ヨメがピアス欲しい?買え買え買いたまえ。
僕はこれが見れたらもうそれでいいんだ。



ギター2本とベースのトリオで、ジャンゴの曲やジプシージャズの代表曲、ちょこっとだけオリジナルやアメリカのジャズ。

無料のステージ17:00からの30分あまり、さらに再び戻ってきて19:00からの45分くらいを堪能しました。
第二部はアンコールまで無理矢理行われました。

イイ夜でございました。ナイス連休!



※ちなみにジプシージャズのギタリストと言えば、みんな大好きなキヨシ小林さんも、元々はそうでしたよね。

2015年7月14日火曜日

ウクレレウィーケン

欧州の気候の過ごしやすさに飼い慣らされた僕の身体。

日本の夏、7月に入ってもわりと健闘していると思っていたのですが、今週末からこりゃどうもいけません。

夏バテ近し。

そのくそ暑い中、先週微調整に出していたAncestor'sのウクレレを宅配の営業所までえっちらおっちら取りに行って参りました。クルマでですが。

先月受け取ってから、しばらく弾いてみて、想像よりも弦のテンションが少し強かったので、弦高をもう少し下げて貰おうと調整に出しました。

ちなみに松井ウクレレは、ラウンド指板で弦高もベッタリ気味にしてもらってありますが、こちらはそこまで下げずに使うつもりでございます。

そして、戻ってきたウクレレは弦高はそこまで大きく下がっていないものの、テンションが少しだけマイルドになり、1弦の音の延びが良くなりました。

弦を弾くと、懐に抱えた箱にパワフルな振動を感じるのが、なんとも気持ち良いのです。また12フレットセーハで、キラリンとクリアな音が簡単に出るので、何度となく無駄にフィニッシュしたくなります。

そんなわけでこの音を皆様にお伝えしてみたいと思うのですが、やっぱり録音機材がしょぼいとよい部分が拾えないので、ちょいと困っております。

技量の問題があるのでそっち方面でカバーするしかない、という甘えも無きにしもあらずです。

ついでに気づいたのですが、動画アップ用にアタマを切ってウクレレと手元だけを映すカメラアングルを無理矢理作っているので、自分の弾きやすい体勢で弾けていないように思います。

むしろこっちの方が問題でしょうか。知らず知らず弾きにくいポジションに。
自由な体勢で録画できるように、もう少し引きで撮りたいのです。

それには録音機材より変装小道具。

どちらも大変怪しげな響きです。
僕らは中年探偵団!?ってな趣ですが、つまるところ、メガネと鼻とヒゲが一体になっているアレが欲しい2015年の夏です。

イメージはチャーリーはま。
そんなアラフォーでもいーんじゃあーりませんか!


さて、遊びすぎた土曜の翌日、だらだらっとウクレレを弾き倒していた日曜日。

朝から外出していたヨメが夜7時を過ぎて戻ってきたので、すかさず夕飯に繰り出しました。

アテもなくつくばのファミレスロード的な大通りを走り出し、ふっと思い出してしまいました。


そうだ、今晩はあの方のライヴの日ではなかったか?チラッとブログで読んだような。


僕の記憶が正しければその店はこの道沿いに、、、あった左折!!

ガラス越しに既にステージには人が。始まっています。

クルマを停めて、、、なんでしょうこの妙な興奮は。
お会いしたことはないけれど、知らぬワケでもないあの方。

純粋にウクレレの演奏が聴きたい気持ちと、なにやら軽く覗き見をしているような後ろめたさ。

気分は中年探偵団!?

今更車内で逡巡している僕をさっさと叩き出すヨメ。


『そうそう、今日、僕はアメリカ~ンなドでかい肉塊をもりもり食べたかったんだ。』


自分に妙な言い訳をして、ハワイアンレストランに入っていく僕。
その背後、道を挟んですぐ前にステーキレストランがあることに気づかずに・・・。


店内には既にウクレレの優しい音が鳴り響いておりました。

非常に柔らかい雰囲気の四人組の演奏はどこまでも優しく気持ちのよいものでございました。

ウクレレの可愛らしい音が存分に活かされたステージ。ベースもカホンも効果的でした。

その雰囲気を楽しみながら、僕はドでかい肉をむしゃむしゃとかじります。なんたる俗っぽさ。

途中、店員の女性が、運んできたライスを下げモノと勘違いしてそのまま下げるという、お茶目すぎる出来事が発生。

どうしてなかなかスパイスの利いた楽しい夜です。

調子に乗った僕は、ちょうど演奏していたタフワフワイにあわせて、チリコンカーンのマメをかざしました。

♪マーメマメマメマメマメマーメ


むむっ、こんなアラフォーではダメなんじゃあーりませんか?


《追伸》
反省。この後のステージは、マメを外さずに堪能致しましたことを申し上げておきます。
ウクレレ演奏について、また1つ考えさせられました。
また演奏する姿が控えめに楽しそうでした。kiboringさん。

2015年7月6日月曜日

ブルーマンデー

今日ほど、物思う月曜日の朝はなかなかないんではないかというくらいの朝でございます。

昨晩、米国にて遊泳禁止の川で泳ぎ、ワニに喰われた方のニュースを見たお陰なのか、睡眠中、夢の中でハワイに出かけた僕は、ビーチに向かう途中で明らかに知能が高そうなワニ達十数匹に囲まれ、一か八か比較的弱そうな囲いの一点に向かって激走する瞬間に目覚めました。

朝四時。

恐怖のあとの高揚感ですぐに寝られず、不機嫌。仕方ないのでギリシャはどうなったかをチェック。

こりゃ最悪な気配。人間の悪しきサガを見せられたようでますます不機嫌。

睡眠不足と肉体疲労で、もう会社とか行きたくなし。

とはいえ、今日突然風邪でもひこうものなら、仮にそれが如何に最悪な風邪だとしても、「なでしこ見ちゃった??」にしかなりません。

どこまでも重い身体は、土曜日に初めて参加させてもらったつくばのテニスサークルの4時間の練習と試合のたまもの。

さらに日曜日には壁うち、そして愛車の手洗い洗車と、追い打ちをかけるように老体にのしかかります。

気力を振り絞って家を出れば、そこには雨にうたれる愛車の姿。

いいや、こうなることはわかっていて洗ったわけですが、それでもテンションがあがるような出来事ではございません。

電車に乗ってニュース速報「なでしこ試合開始直後に2失点」。

下がる下がる。

そして回らぬアタマでふと考えます。

僕に無尽蔵のカネか無尽蔵の体力かどちらかがあれば。。。

無尽蔵のカネがあれば財力を使って今日は働かない!

無尽蔵の体力があればそもそも今ピンピンして会社に向かってる!

世迷い事を妄想する月曜日の朝。


無尽蔵の体力をなでしこジャパンに!

ギリシャよ。カネは無尽蔵ではないんだよ!

そして俺!黙って働け!





昨日つくばの洋菓子店で買ったケーキ。
ケーキというか、ほぼ桃。
皮むいて種とった至れり尽くせりの桃うまし。
ケーキがうまいのか桃がうまいのか。
月曜日の朝はいろいろと深し。

2015年6月29日月曜日

リアル

さて、早速ではございますが、PoePoeさんでのSweet Hollywaiiansさんのワークショップに再び申し込みました。

前回の3回を踏まえた次の段階のワークショップです。一回70分ですが、正直に言ってあっという間です。倍くらい時間があっても困りません。

楽しいですが、ちゃんと練習して理解を深めておかないと、それなりに置いていかれてしまいますので、日々のルーティーンに前回までの内容を組み込んで練習するとします。

また、結局、ウクレレオーケストラのコースは正式申し込みの前に見学を挟むことにしました。

ややへたれ感もありますが、一番大きかったのは通常のワークショップと違って、まとめて申し込んでも割引がないので焦ることはないかな、というケチくさい了見からです。

ま、自分を追い込むのもやぶさかでないのですが、よしといたします。

ところで、聞くところによるとこのウクレレオーケストラの演奏曲の候補に、ウクレレマガジン最新号掲載楽譜のSweet Hollywaiiansの松井さん編曲の『エンターテイナー』がありました。

きっとこれが弾ければとりあえずOKなんだろうと勝手に想像して、先週末から練習を開始しました。

しかしながら、デュオはおろかソロでしか演奏したことのない僕はいきなりの3重奏にちょっとばかり戸惑っております。

長い休符、メロディライン弾いたり、ハモりパートに変わったり、バッキングに行ったり、またメロディに戻ったり。

できなくはないけれども、一定のテンポを保って演奏するには僕にはまだまだ歯ごたえタップリです。

3パートまとめて練習するとなかなかの量ですが、広く浅く練習しておくことにします。

でもホントはこれを3人で弾いたらえらい楽しそう。やりたいなぁ。


一方で、同掲載のソロ楽譜。『アロハ・オエ』も僕にはなかなかよい練習です。

あまり弾かないハワイアンで、難易度も高くないと思いますが、練習項目がきっちりと認識できるので、弾いていて実りがある感じです。

○メロディ音を親指のピッキングでしっかり鳴らして、(僕の場合は)人差し指のピッキングでその合間のコードストロークを優しくしかし確実に鳴らして、メロディを浮き立たせる。

○普段やらない親指でのアップストローク、しかも4弦にメロディ音があるピッキングをなるべく違和感なく鳴らす。

○人差し指↓親指↓人差し指↑の3連符をリズム良く弾く。

ところで、週末、実家に行って、ちょこっとこの曲を弾いていたら、ベロンベロンに酔っ払ったウチのオヤジが『♪あろはぁぁああおぅえぇぇぇえええ』と絶叫。

めんどくさいったらありゃしませんでした。

しかも親父殿、結局まだウクレレを始めていないという体たらく。

退院して久しいのですが、まぁ、七十を目前のリタイアしたオッサンに無理矢理何かやれと言うこともなかろうと、ほっといてあります。

しかしながら、身体が本気で思うように動かなくなっていく七十には、七十なりの憤りや切なさがあるのだと、最近気付き始めました。

生き甲斐というやつが、リアルに胸に迫ります。
そしてそれを可能にする『長生き』と『健康』というキーワード。


まったく、いやんなるほと、リアルだなぁ。

さてさて、今週も頑張って生きまっしょい。

2015年6月24日水曜日

手持ちのコンサートとソプラノロングネックを比べてみる。

※以前にも書きましたが、ウクレレのサイズ表記に関しては明確な業界統一基準はないと思います。

上がAncestor's Ukuleleのコンサート。
下が松井ウクレレのソプラノロングネック。



(上)キルテッドマホガニーと(下)ベアクローシトカスプルースの表板。

指板・ブリッジは(上)エボニー(下)ハワイアンコア。

この松井ウクレレはおしりが大きいデザインなので全幅はあまり大きく変わりません。

ボディの全長はAncestor'sの方が2cmほど長いですが12フレットジョイントのため、14フレットジョイントの松井ウクレレと比べるとウクレレ全体の全長はあまり大きく変わりません。

ちなみにスケール(ナットからサドルの距離)は松井ウクレレの方がわずか5ミリだけ長くなってます。





どちらも派手な裏側。
(上)キルテッドマホガニーと(下)カーリーハワイアンコア。

ネックはどちらもホンジュラスマホガニーですが、Ancestor'sはヒールの部分でジョイントした2ピース構造にカーボンファイバーを埋め込んだもの。松井ウクレレは間にハードメイプルを挟んだ縦三層構造。




※この写真は上が松井ウクレレ、下がAncestor'sです。

ペグはどちらも同じゴトーのUPTですが、ネックの太さがかなり違います。

松井ウクレレはラウンド指板。
Ancestor'sはストレート指板。

裏板のラウンドのさせ方も異なります。
ボディ厚は似たようなものですが、コンサートボディは容量がやや大きいので、相対的にはAncestor'sの方が薄い・・・いや、やっぱり似たようなものかも。




ラッカーと漆で仕上げもだいぶ違います。鳴り方も。

うーむ満足。
もうウクレレはしばらく買わなくてOKです。スイス時代のように毎日チェックすることもなくなりました。


弾くだけ弾くだけ。
モノへの愛情を新たな経験に昇華すべし。


2015年6月23日火曜日

次の一手

ここ最近はワークショップを受講していたこともあり、新曲の練習に手をつけないで練習しています。

既存の曲のクオリティ維持と、ワークショップでもらったスケール練習や基本技術の習得メインに、地味に地味にやっております。

なにしろウクレレの抱え方から、親指でのピッキングの仕方、押弦のフォームまで直されました。こなれてくるまでに時間がかかります。

しかし、どれもこれも非常に論理的・合理的なので全く文句ありません。
要は身体の使い方。まるでスポーツのようです。僕向きです。

僕程度が弾けるソロ楽譜には出てこないような難しいコードフォームも、スケール練習の中で反復しています。その中で記号でなく、もっと音楽としてアプローチできたらいいと思っているんですが。。。

理論的なことは頭で理解していても、結局それを指板上でスムーズに再現できなくては意味がないわけでして、そのために必要な手段とヒントをワークショップで教わりましたが、これにはまだ時間がかかりそうです。

そしてこういうのはなかなか楽しく練習しにくいものでして、その先に目的や目標がなければ、やっていくのが難しゅうございます。

そういえば、今後の具体的な目標なるものがないな、と気づきつつも忙しさにかまけて直視せずにおりました。

ところが日曜にヨメに言われました。


「ウクレレは今後どうしていきたいの?」


ウクレレやらんくせにチクッと痛いとこ突いてきよる、と、反発したくなりましたが、こりゃヨメながら親心のようなもの。

このまま1人でブログ頼りに弾いていても、今後の展開があるような才能はありません。

やはり周りから刺激を受け、揉まれて弾かれて怒られて(!?)なんぼの先の上達かと。

我々、身をもってそれを知っているよね?の確認です。実に体育会系な発想ですが、楽しくやっていくにも必要なことだと思われます。

おそるおそるどこぞの波に突っ込んでいかねばなりません。

実は一番手っ取り早い方法があります。

来月からまたPoePoeさんで受講する予定のSweet Hollywaiiansさんのワークショップと同時に開催されるウクレレオーケストラ(キヨシさんのではありません)コースをとってみることです。

アンサンブルという新たな領域。

あんまり大人数は、、、と思っていたこともありましたが、何事も食わず嫌いはよろしゅうないとも思います。
厭々言うなら食ってからにしろ、です。そこで得るものもあろうというもの。

しかしながら、できるのか?という一抹の不安は残ります。かなり残ります。

そこで弱気の発言。

「じゃ、見学できるみたいだから、ワークショップの後、見学してみてできそうなら・・・」


「ナニイッテンノ?ヤンナヨ!」


一蹴です。

ナンダヨ。ソコマデイウナラオマエガヤレヨ!というほどの不可解なプッシュです。

言っときますけど、全部受けたら6回分で二万オーバーですけど?
一応、返しの一太刀を打ちましたが、別段心揺れることもないようで。

なんとなく手のひらの上で踊っているようなきがしますが、ここは大人しく踊ることにしようかと思案中です。