発売されてそこそこ経っていますが、先月やっと妹が届けてくれたので、鴨を得たネギのように、いや、フタを得た臭いもののように、いや、水を得た魚のように練習をしています。
ちょうど良く上手に弾けない手応えを感じる曲が、「雨に濡れても」と「オーバーザレインボー」でこの練習が非常に楽しいです。
弾けないところから徐々に弾けていくこの過渡期がたまりません。まるで半溶けのアイスクリームや、半熟でもウェルダンでもない目玉焼きのようです。
僕は今のところウクレレソロ弾きですが歌心を演奏に活かそうと、歌のある曲はなるべく聴くようにしています。
「雨に濡れても」は昔バイトしていたデパートで、雨が降ると従業員に向けてさりげなくインストで流れてきた曲で、インストしか頭になかったので、改めて歌を聴くと今更ながらえらく素敵です。歌詞も。
これをかっちょ良く歌えようものなら、今すぐにでも弾き語りに転向だと思いましたが、現状に変更はありませんでした。
ところで、この音楽臭にも数曲採用されていますが、富永寛之さんの編曲による楽譜がウクレレマガジンvol.10にあります。
音楽臭がなかなか届かなかったのでウクマガの楽譜たちを散々弾きましたが、まだまだ無理な「ポニョ」の他にそう激しく難しいわけでもない「もののけ姫」がどうにも弾けないのです。
どうも弾いていて気持ちいい筈の場所で、僕のテンポの悪さか運指の不正確さか、はたまた表現力がないからなのか、非常に音チ〜な感じになります。
きっとJAZZっぽく別の音に遊びに行ったメロディラインが、帰ってくるのをうまくまとめられて無いんだろうと思っていました。
ですが一向にまとまる気配がなくというかまとまりようもないので、Youtubeの模範演奏を瞬き一つせずに凝視していたら、楽譜と違うやん!という。今頃やっと気づきました。
その甲斐あってやっとあの子を解き放つことができました!?
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