先週、隣町に住む友人S君から電話がありました。
ちなみにS君は僕の仕事面の技術的師匠であり、大学の後輩であり、妹の同級生であり、唯一の音楽仲間なのです。
ま、平たく言うと友達です。
用件は、今週末にある骨董市の話だったのですが、一通り話が済んだ後に、こう切り出してきました。
「いや、実は前々から欲しいと思ってたものがあったんですけど、でっかいし二の足を踏んでたんです。そしたらこないだ道に捨ててあって、うちのすぐ近くなんですけどね。今度見に来てくださいよ、ダルシマー。」
だ、だるしまぁ?
なんですかそれはっ!
僕の中で脳細胞を総動員するサイレンが鳴りはじめます。
なんか聞いたことあるようなないような。
そう言えば子供の頃、ゲームセンターでやった対戦ゲームにそんな名前のキャラクターがいたような。
世間にまだ疎かった僕に、ヨガは格闘技であり、空手やムエタイに対抗することができ、おまけに火を吹くこともできると教えてくれました。
そしてその10数年後、世の中に「ホットヨガ」という言葉が流通し始めたとき、「だよね〜。火を吹くんだからホットだよね。」と思わしめたことを昨日のことのように覚えています。
ただ、そのキャラクターの名はダルシム。ダルシマーじゃありません。
アムラーやマヨラーじゃあるまいし、ダルシマー!?(語尾をあげましょう)、無類のダルシム好き?絶対いないからそんな人ってことになります。
あ、ことのついでに言ってしまいますが、アムラーはいいとしてマヨラーの「ラ」ってなんだヨ!と。
マヨネーズのどこにラ行があんだヨ!と。
突然気づいちゃってプチ憤りです。
じゃあなんだ、昆布茶大好きでどんなもんにも昆布茶かける奴はコブラーなの?それってもう人類ですらねえヨ !
何の話でしたっけ?
そう、ダルシマーです。
断じてダルシムではありません。
でもきっとあのビデオゲームが大流行した頃に、本気でヨガに取り組んでいた人たちもいたに違いありません。
彼らは「ヨガの裾野が広がった!」とは決して思わなかったでしょう。ただただお口アングリのではないでしょうか。
ダルシムの繰り出すヨガは、言うなれば「ウクレレやってます!」と言いながら、ウクレレの4弦の上に生肉置いてバーベキューやっているくらいのスーパーダイナミックな意訳でしたから。
・・・あ、鉄弦じゃないから無理だ!!
で、何の話でしたっけ?
そうダルシマーです。
ダルシマーは、実はピアノの祖ともされる弦楽器でした。実にいろんな種類があるようです。ちなみにS君が拾ったのは、ハンマーダルシマーの一種。
箏のお化けのような姿で、これでもかっと沢山張られた鉄弦の上をハンマーのような木製のスティックで叩いて音を出す楽器です。
日本にも少しは入って来ているようで、どこぞの楽器屋さんにダルシマー用のダダリオの弦が売っておりました。
そんなわけで、次回、S君の御宅へお邪魔したら、遊んでこようと思います。
そういえば、このダルシマー、鉄弦である上に複弦で数十本も張ってあるので、ウクレレよりずっとバーベキューに向いているんです。
ほらっ!ウヒヒっ!?
お、お箸も付いてる・・・。
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