2014年9月15日月曜日

たまご好き

たまごの話。

僕はたまごが好きである。

「たとえ明日世界が滅亡するとしても、今日僕はウクレレを弾く。たぶん。でも、おでんのたまごは食べる。絶対。」

なんてブログタイトルにしても良いくらいなのだ。

その昔親戚のおばさんが名古屋で喫茶店をしていたので、夏休みや冬休み中に少し手伝いをしたことがある。ご存知かもしれないが、名古屋の喫茶店で朝コーヒーを頼むと大抵トーストとゆでたまごは無料で付いてくる。長いこといっていないので、今の名古屋の喫茶店事情は知らないけれど。

つまりおばさんの喫茶店のバックヤードは、ゆでたまごに溢れるパラダイスなのだ。
事実上の食べ放題である。これは危険過ぎる。いとも簡単にこの星のコレステロール王になれるのだ。

しかしながら、そんな僕も日常に食べるたまごに特段の拘りがあったわけではない。
ヨード卵光しか食べないとか、そういうことはないのだ。


実は先日、ヨメがフランスの友人宅に招待され、数個のたまごを持ち帰ってきた。
なんでもその御宅の隣人が自給自足用に鶏を3羽飼っているらしく、その新鮮なたまごを分けてもらったんだそうだ。

ところがこのたまご、僕の知っているたまごとちょっと様子が違っていたのだ。
何が違うかと言うと、殻がものすごく薄かったのである。

そして割った時点でオーラが出るほどに旨そうだったので、最高のコンディションになるように、異常なほどに全神経を集中して目玉焼きを焼いた。
もちろん味は期待に違わず美味この上ない。


そこでヨメと2人だけの家族会議、たまごサミットが突如開幕した。

何故こんなに殻が薄いのか。
薄いのと味は関係あるのか。
もしかしたら食べたことはないけれど、高級たまごはこういった仕様なのかもしれない。

翌日、密命を帯びたヨメはスイスのスーパーに出向き、最高グレードのたまごを購入した。だが期待虚しく、そのたまごは殻も普通で、味も別段インパクトはなかったのである。

仕方なく我々は諦めた。
ノーマルなたまごを食す日々。あの栄光のたまごの味を忘れかけていた。

ところがとある週末、蚤の市に出かけた我々は、食品ブースの出店者が自宅で飼っている鶏のたまごが販売しているのを見つけてしまった。
サイズはあのときのものよりも小さいけれど感じるものがあり、購入を即断。
自宅に持ち帰って割ってみるとやっぱり殻が薄い、そして旨かったのだ。

こうなってくると殻の薄いたまごと、味の因果関係はどうなのだろうかと疑ってしまう。
もしかしたら、本来は殻は薄いのだけれど、流通に配慮して殻の強固なたまごが交配されているのではないか、なんて無根拠に物知り顔で語ってしまいそうになる。

調べてみるとこんなサイトが見つかった。丸ごとたまごなサイトである。
http://plus-tamago.net

しかし、多くの情報がありながら、殻の薄さと味の因果関係については特になさそうな記述だった。


うーむ。


【結論】
能書きはもう結構。日本に帰ったらおいしいたまごを手に入れる方法を探そう。

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