2015年8月8日土曜日

矢追善隆・青木岳・名渡山遼・Tomoki Satoライヴ(敬称略)

ウクレレピクニックをあとにして向かった先は、四谷三丁目のメビウスというライヴバー。

ここでヤンコミュージックエンターテイメントの矢追善隆氏(ソプラノサックス/スティールパン/ウクレレ)と青木岳氏(キーボード)。
ソロでの活動も多いウクレレインフィニティの名渡山遼氏(ウクレレ)、Tomoki Sato氏(ヴォーカル/ウクレレ)とのライヴがありました。

あくまで対バンではなく、基本的に全員で作り上げるステージです。

ちょっと前から、Tomoki Sato氏の歌とウクレレが、僕の中でちょっとしたブームになっておりまして、タイミング良く最新のウクレレマガジンにスコア付きのソロと歌の音源があったのでドライブミュージックとして採用。

掲載してあったソロもちゃっかり練習しているのです。あのグルーヴ感に指が後手後手でついて行きませんが、弾いていてなにしろ愉しいんですね。

そんなとっかかりから、名渡山氏も見れたら尚良し、最高。初、生、名渡山くんであるし、ウクレレインフィニティが揃えばおそらくは僕の好きな『Happy Hour』という曲が聴けるに違いないという打算。

そして矢追氏も気がつけばTwitterでフォローしあっている方ですし、どちらかというと僕はライヴに行くなら、ウクレレオンリーよりも他楽器含めた演奏者の掛け合いに興奮するタイプです。

これはもう行ったらええやん!ということで、急遽予約。
横浜さ出たついでの帰りしなに四谷三丁目にドロップインしたのでした。

ちなみに先週末もこのライブバーから半径200m以内で呑んでいたという、僕の夏の思ひ出、四谷三丁目。

デジャヴのように先週と同じ道を歩き、迷うことなく会場につきました。


席についてビール片手に見回してみるとほとんど全員の方々が出演者とお知り合いのよう。
広くない会場、各々で活動する4人が揃えばそうなるのも当然かもしれません。

満席ですが我々以外に一見さん!?は見あたらず、やんわりとしたアウェイ感が漂います。
よく席取れたなという趣きです。

ただ、早めに着いたので、そこそこ良い感じに狭間の席を確保できました。

うろうろしていたのは、ライヴ前の細かな準備をこなす矢追さん。お行儀良く面白いことをいいそうな、雰囲気に清潔感のある御仁です。

舞台の隅に居座り職人気質なオーラを発している御仁、音響の人かと思ったらまさかの青木さん。

そして若い二人。そうか、これが若さってやつだった、忘れてたよと、汚れ多き自分を反省するばかりにフレッシュ感。
非常にナチュラルな形で勢いや上昇志向を感じます。


そしてライヴ開始です。

ファレル・ウィリアムスの『Happy』から始まりましたが、ツインウクレレにソプラノサックスとキーボード、そしてヴォーカル。
良い意味でウクレレライヴ然としておらず、サウンドの勢いと厚みがあって観客をぐいぐい引き込んでいきました。


ヤッパリナイスヴォーカルなTomoki氏。なのに演奏も全く抜かりなし。
ジャック・ジョンソンが大好きだというライヴバーの店員さんもこのライヴを気に入ったご様子。って関係者でもないのにそう告げられた僕。

矢追さんのソプラノサックスはクリアな音を響かせます。
ウクレレ音につかず離れず要所で出てきて演奏に転機を与えます。
一カ所高音の処理がカッコ良すぎて悶絶。
また、場を上手に作っていたのが印象的でした。

名渡山さんが、コーラスに入ったのにビックリしましたが、やっぱりホントに多くのリズムを持っているなという超絶右手です。左手もだけれど。
言うに及ばずキレッキレ。細かい変化の宝庫です。

足りない音は青木さんのキーボードが補完してうまくまとまっていました。結構いろんな音を使っていたように思います。
また、途中の青木師匠とのデュオコーナーも演奏者共々かなり盛り上がりました。

ウクレレ関連ではお目当てのHappy Hourも聞けましたし、やや道連れ感のあったヨメ殿もBody Surfingなども知っていたので喜んでおりました。
もちろん他の曲もですよ。


そんなわけで、終演。
なんという、充実感。
老体ゆえ、疲労困憊。
さらっとした、撤収。

長い長い1日も終わりです。


名渡山氏のニューアルバムを購入してサインを入れてもらい、お次はTomoki氏に頼もうとしたら「今日実はCDを持ってなくって」という個人的には衝撃的なオチがありましたが、仕方なし。

それでも誠に良いライヴでした。


さてはて、8月1日の一日で、ジェットコースターのように実に多くの演奏をこの目で見ることができました。
長い間遠くから間接的に見ていたものにリアリティが乗って、いやはや満足です!
実感はありませんが、きっと僕の中で何かが少し変わったに違いありません。

(了)



PS
そして次の日は丸一日本格的に丸ごとバタンキュウ。この歳になると、遊びもほとんど命懸けということでしょうか。ヒィー。

2 件のコメント:

  1. うぁーっ!やっぱりLiveっていいですよね。あの化学反応みたいなやつ。そしてLet yourself go!です!
    わか

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    1. そうです。ライヴはいいですねー。
      まだライヴネタもあるんですが、書き疲れたのでしばし休憩でございー!

      僕はまだまだでございます。

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