いえいえ、先週の送別会をはじめ、ちょこちょこと呑む機会はあったのですが、『久々の深酒』の意です。
こないだの月曜日、VISA失効2週間前の時点で、あらゆる実務的な帰国準備が完全に滞っていることが判明。
「これは日本に帰国できないんじゃないか」という状況に陥りました。
※実際にはVISA切れで強制的に帰れますが。
そんなわけで他人任せにできなくなり、自分自身で怒涛の準備を開始。
時差を念頭に各所調整し続け、金曜日までに全ての手配を終えました。
ふう。
帰れます。
よかった。
通常であればこの数週間、帰国日が決まり手配が完了していれば、センチメンタルな感情に支配されていたのではないかと思います。
この国を去ること、楽しかったこと、苦しかったこと、友達・同僚・隣人・小さく関わった人とのつながり、様々な思いが交錯するはずです。
しかしながら、こうもギリギリの展開を迎えると、寂しさよりもただの不安の方が大きく、感受性の高まる瞬間が全くやってきませんでした。
ただ、手配が終わり帰国の実感がようやく芽生えたこの週末。
ようやくそれらしき瞬間が訪れました。
こないだの送別会とさして変わらぬいつものメンツではしご酒。
ビール、白ワイン、ロゼワイン、白ワインと続き、そしてひたすらビールの連続。ハラタプンタプン。
皆、この街に来たからこそ出会った友。それぞれ別のルートでバラバラに集まった友。
それぞれの出会いにストーリーがあります。
大して前の話でもないのに、密度が濃いので立派な昔話。
それを掘り出して笑い、ただでさえオープンなのにさらに思いを隠さずにぶつける特別な夜。
そりゃ、ビールも止まるわけありません。
いつもは酔うほど呑まないヨメもいっぱしの酔っ払い。
こんなときに、フッと数秒我に返りいつも思い出す言葉。
『真の贅沢というものは、ただ一つしかない、それは人間関係の贅沢だ。』
あまり誰かの格言めいた文言に心動かされたくない僕も、この言葉には無力なのです。
そして今朝。
疲れているはずなのに、4時間弱しか寝れずに起きる僕。御老体。
二日酔いではないものの、二度寝する体力がないという矛盾。不健康。
他にやることが沢山あるのに、ブログを書いているという怠慢。逃避行。
ちょっとイイ話をしたつもりでも、リアルはいつもこの程度のものである、と、合点しながら白湯を飲むのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿