2015年4月4日土曜日

Ancestor's Ukulele vol.1/6

先日、名峰富士山の写真をお目にかけました。明らかに電車の窓からといった趣で。

帰国早々富士山を見ると、ワケもなく非常に気分がよろしいものです。

ところで関東くんだりのウクレレ弾きが、電車に乗ってどこぞに向かったのかと申しますと、岐阜でございます。

先日こちらでもチラッと申し上げましたが、日本に帰って来たなりウクレレが増える算段、つまりはオーダーをしに参った次第でございます。

言い換えるなら、また、実力に見合わぬウクレレを手にしようとしている、と、申し上げればよろしいでしょう。異論なしです。

円安により材料費や輸入品の高騰に苦しむ日本のウクレレ業界ですが、ここに円安とスイスフラン高の恩恵を一心に受けたバカ野郎がおるわけです。
真摯に利益を業界に還元せねば日本経済のためになりません。

・・・ただの建前です。
実際にはおもちゃを欲しがる子供並みの浅い理屈です。
物入りで有り得ない量のおカネが飛ぶように出て行っております。
家計を預かるヨメに対する狼藉に他なりません。

さて、そんなわけで向かった先は、岐阜県は美濃太田駅にほどほど近い場所にある工房。
ウクレレ製作家の坂井さんが主宰するAncestor's Ukuleleです。

わざわざ高い電車賃を払って、きっとそれでウクレレ一本買えちゃうのは百も承知の上で、岐阜に向かったのにはワケがあります。

「僕が物好きだからです。」

全く身も蓋もない、不甲斐なき理由ですが、敢えてそこに二つくらい動機を載せてみます。

まず、自分が欲しいと思っているウクレレを試奏したいということ。今回はできあがるものをちゃんと弾いてから、というのがコンセプト。

そして、ちょっとばかり個性的なウクレレ製作家の坂井さんの生態を目の当たりにしてみたいという欲求。

あとは、平たく言うなれば「来ちゃったらいいんじゃないの?」と言われたことです。三つになっちゃいましたけど。

前置きはこの辺で。

ちなみに、僕は製作家さんや修理屋さんなどと、わりと濃ゆい話をした場合に、その内容が必ずしもWeb上に載せたい情報ではないかもしれないと危惧して、自主規制してます。

しかし今回は本人よりガッツリ書いてくれたまえと許可がおりてますので、いつもより少し生々しく。ノンフィルター、未殺菌、未加熱処理な形で書くことにします。

逆に先方よりこのように書いてほしいとも言われておりませんことを加筆しておきます。

ちょっと長くなりそうな予感がします。

2 件のコメント:

  1. ハイさん、
    ワクワクしますね。長編楽しみにしています。
    わか
    追伸:弦を付け替えました。予定変更し、BrükoにLow-Gつけたんですが、なんと言ったらいいか。音に慣れなくてはならないのかなぁ。

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    1. わかさん

      なんとかうまいこと書けるように気張ります。
      ローGとハイGは別物なんだと聞きますよ。

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