彼女には長年の野望がありました。
僕らが海外生活を始めて、はや6年が過ぎておるわけですが、毎年日本へ一時帰国します。
なんぼこちらに順応していても、日本を充電するために帰ることが肝要です。やっぱり日本人ですから。
それとWorthのフロロ弦買い溜めしないといけないですから。昨年末だけですけど。
帰国時期は大体いつも12月前半です。
そうするとちょうど終わったくらいなんですよ、アレが。
わかりますか?季節もののアレなんですよ。
『グラタンコロッケバーガー』
毎年帰る前に「はふーん」とグラコロの販売期間終了をため息とともに残念がるヨメ殿です。
「日本にはもっと美味しいものがあるよ!」と声を大にして言っておりますが、食欲の女子には何を言っても無駄です。
ソレハソレコレハコレ
要は、一回食べればいいわけです。それで満足。日本で毎年食べていたかと言えば怪しいものです。
ただ、食べれないとなると恋しくなるものなんです。その気持ちは痛いほどわかります。
ちなみにスイスにもマクドナルドはありますが、グラコロの販売は当然ありません。
この時期は例年フォンデュバーガーやラクレットバーガーなどのスイスシリーズだったと思います。
これはこれでどういうことだ!?と思うのではないかと思いますが。
ま、それは置いておきまして。
つまりはグラタンコロッケバーガー自作司令が出たわけでございます。
ヨメ殿は、スイスへ来てから夫の強い強い強い要望によりカニクリームコロッケを数回つくったことがあるため、グラタンコロッケに必要なノウハウは既に会得。
問題はバンズだったのです。
僕らの街ではいわゆる日本のハンバーガーのバンズらしきパンは売っていません。
マクドナルドは別ですが、例えばハンバーガーの屋台のようなものがあっても、はさむのは日本で言うフランスパンです。
それはそれでいいのですが…。
「フランスパンではさんでもそれはグラコロではない!」
おっしゃるとおり。
それに、噛み付くとはみ出るホワイトソースを硬いフランスパンを噛み切りつつ無事に収めるのは難しいです。
そこで僕はめでたくパン係に任命されたわけなのですね。はいはい、やりますよ。平和のために。ブログのネタにもなるし。
そんなわけで今週は完全に自作の『グラタンコロッケバーガー』をつくる!ということであります。
できるものはただのハンバーガー。
ただ、ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーく手間です。
コロッケ班のヨメはコロッケの用意。
パン班の僕。
いろいろと面倒くさいプロセスを経まして、オーブンにイン!
無理矢理作ったキッチンペーパー製の型紙のせいで、「生えました」的な焼き上がり。
キャベツ・オン・ザ・パン
コロッケ装填、ウスターソース充填、撮影準備完了!
完成!おめかししたのにちょっとソースが溢れました…。
ま、でも、ホントはこんなにいっぱいあるという。何人家族やねんっ!?
一応、ちゃんとグラコロになりました。マクドナルドに比べて具がデラックス仕様ですが。
ヨメ殿はご満悦。僕はそのまま撃沈。
そして気がつけば爽やかな土曜の朝です。良い週末を!
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