2017年6月21日水曜日

僕のウクレレのピッキングについて(上)

さて、続き、というか、ちょっと時系列が進みすぎたので少し戻ります。

ウクレレソロの世界にキヨシセンセのウクレレ・ジャズから完全にハマったとはじめの方で申し上げました。実はその後、しっかり流れに乗ってキヨシセンセの楽譜を買い漁ることになります。

その頃の僕の奏法は基本的親指ピッキングのみ。ストラミングのみ人差し指でアップダウンというスタイル。

当時のキヨシセンセの譜面では基本的に問題なかったわけなのですが、僕の中では何やら妙な危機感がありました。

‘親指ピッキングのみではいずれ限界がくる‘

誰に言われたわけでもありませんが、プロのヒトの演奏を見る限り、親指のみという人はあまりいなかったからというのがまずありまして。
そして、なんとなくスローテンポの曲を無理矢理アップテンポにしてみたときに、親指で弾ききることが出来そうにない気がしたのです。
大好きなCorey氏も山ほど指を使っていましたしね。

もちろん、オータサンや、タイのウクレレプレーヤーのApirak氏や、関西の方の新納ユウキさんなどの動画を見ていたので、親指ピッキングにこだわるプレーヤーもいることはわかっておりました。

でも、他の奏法もできる中で、敢えて親指ピッキングにこだわっているのであって、コレ以外ができないのとは全く違うはず、と思った訳なのです。

ですが、どうしたらいいのか全然わからなかったのです。キヨシセンセのウクレレメソッド本に指の指定がある練習フレーズがありましたが、上手く活かせませんでした。

そのため親指でできることをやっていましたが、そんなさなか、また新しいキヨシセンセの楽譜が発売されました。

それがウクレレボサノバ。この中の曲の練習が一つの転機になりました。
ボサノバの奏法として、複数音を鳴らす際に、ストロークや通常のピッキングではなく、指を複数本動員して同時にピッキングするフレーズが沢山あったのです。

このことにより、ずっと眠っていた人差し指と中指、そして薬指に火が入ったのです。親指以外の指で親指とは逆向きに弦を弾く感覚が知らない間に身につきました。小指をボディ表面に置いてピッキング時の右手の位置を安定させる試みも行いました。

こうして動くようになった指で、親指のみのピッキングで弾いていた曲を無理矢理弾いてみました。はじめは特に法則を考えることもなくデタラメに。すると段々と自分の形のようなものができてきました。
親指がベースであることには変わりないのですが、弾く弦によって人差し指や中指のピッキングを追加することがなんとなくできてきたのです。

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