2014年10月10日金曜日

どんだけ楽しそうにウクレレ弾いとるねん

秋深き隣は何をする人ぞ (芭蕉)


【解説】

隣から何やら楽器の音がする。これはウクレレの音だろうか。きっと隣人はウクレレ弾きの怪しい東洋人に違いない。正直ヘタクソだ。イマイチテンポがあってない。安定感もない。良くつっかえている。どうせ聞こえてくるならもうちょっとうまい人が良かったのにな。

スイスを旅した芭蕉による晩年の句です。


***


秋深し。まだ日本はそうでもないでしょうが、残念ながらこちらは大変に秋が深くなってまいりました。

しかしながら、今回は「秋」ではなく、「飽き」のお話。


完全にウクレレ中毒の僕ですが、それでもウクレレを練習していると飽きてくるってことがあります。

特に技術の向上が感じられない時だとか、ずっと練習している曲がずっと弾けなかったりだとか。
一曲仕上げたのがとっても大変で、暫く新しい曲は結構!なときだとか。
普通にただノラナイときだとか。


技術的な問題の時は、もうどうしようもないですし不貞寝するか、いつもと違うウクレレを弾きます。

意外とコレがよくって、いつもはコンサートのウクレレを弾いていますが、行き詰ってソプラノウクレレで弾いたりすると、リフレッシュできたり、ハッと気づくことがあったりします。

僕の場合は独学なので、自分でハッとしない限り、誰もハッとすることを言ってくれないので、いろいろやります。

深夜練習用のトラベラーズギターのウクレレをiPadにつないで、Garage BandやAmplitudeのソフトウェアのエフェクターで歪ませてガンガン弾いてみたりだとか。そんなにハードな曲は弾けないので、明らかに通常歪ませない曲ですけど。


もうあとは、思いっきり違う曲に浮気・・・どころか心まで奪われてみるのです。
そのあとまた戻ってきてご機嫌伺ってみるとか。

これが人間相手なら間違いなく平手打ち・・・どころかグーパンチでKOでしょうが、曲ならじっと待っててくれます。何年でも。健気です。



また、ただ単にのらないときは、Youtubeですてきな演奏を見たらOKです。

「あんたスゲーよ、俺も頑張るよシステム」です。

大概これで大丈夫です、僕は。



それでももうどうにもテンションが上がって来なかったら、コレです。



こんなに楽しそうにウクレレ弾いてる映像、早々ありません。

社会的地位のある大人、または子供に対して威厳を保っておかねばならない方は、注意深く雨戸を閉めて、念のため部屋の鍵をかけて、ベッドに腰掛けて、ウクレレを構えて、縦ノリでエアウクレレGOです。

なにやら中毒性のある動画です。むしろ練習の障害!?



それでも、どうしても、今日は小さな4弦の楽器は見たくないと思ってしまったら。


もう逆方向に振り切るしかありません。


3弦か6弦か、バカでかいか激細か。




そして、とりあえず寝ましょう。

夢の中なら一ミリも努力しないでジェイクにだってなれます。

ビバ!!寝言で「よろしくお願いシマブクロ。」!!

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