「女子会」
最近当たり前のように聞こえてくるこの言葉。
僕は幸か不幸か女子ではないので、ただただ縁遠い言葉ですが、曖昧な記憶を辿れば、僕が学生の頃はまだありませんでした。
ただの「飲み会」または「女同士で飲む」と言っていたと思います。
ちょっと僕の学生時代の話は、引き合いに出すには古すぎるかもしれません。
僕は未だに「えもんかけ」とか「しゃしんき」とかいう言葉が現役の男です。妹に悪い意味で「昭和の男」呼ばわりされますから。
言葉の話をするなら時代が新しければ新しい方がいいということで。
6年前。(←最新!!)
僕がまだ日本にいた頃、その言葉はもうあったような気がしますが、まだなんとなくもう少しぎこちなかったような気がします。
「うんうん、今日は女友達と呑むの〜!そうそう、女子会!!」
みたいな。
解説付きと言うか、同じことを2度言っているというか。
それが今日では。
「うん、そう。今日女子会なの!」
実に簡潔。6年を経て、世の中少しだけ便利になりました。
一応ことわっておきますが、女子会に対して、特段の恨みつらみの類があるわけではありません。
ただ、この「女子会」という言葉を、他ならぬ女子達自身がもの凄く使いたがる気がするのは気のせいでしょうか?
きっと「女子会」は女性にとって、よほどに楽しいイベントなのでしょう。女性の発する「女子会」という言葉の響きに「夢のワンダーランドに行ってくる」的な意味合いを感じます。
「スッゴイ楽しいところに行ってくる!あなたには一生行けない場所だけどね!」
ちょっと大袈裟に言うと、男子にはこんな風にも聞こえます。その会合に行きたいか行きたくないかは別ですが。
それともう一つ。
ただ「女子」と言いたいのではないかと勘繰ったりしてしまいます。
なんとなく。
「女子」という言葉の響きが彼女たちを少し若々しくさせるというか。
言葉の意味としては、学生だけでなくあらゆる女性を表すのに「女子」と称して構わないわけですが、学生生活を終えて社会に飛び立つとあんまり使われない気がします。
女子社員と言わないことはないでしょうが。
年月を経て、様々なしがらみ、精神的負荷のかかる仕事、老いへの実感、その他多様なストレスを抱えている女性たち。
「あの時はあの時で大変だったけど、今思えばすっごく無邪気だったわ。」という「女子」時代。
その「女子」という言葉の響きが、微妙なバイブレーションとなって、深層心理に働きかけ、彼女たちは少しだけ若くなり、そして少しだけ解放されるのかもしれません。
「女子会!女子会!」
たとえ既に「女子会」ではなく「女史会」の高みに到達していたとしても。
上記の考察はヒジョーにテキトーですが、世の女性の幸せを願って止みません。
ポジティブ×現実逃避=ワンダーランド
この方程式、次の試験にでるぞ〜!
さ、ウクレレ弾こ。
二日酔い続く日曜の昼下がりには優しい曲で。
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